サフランモドキとサフランの関係〔785〕2005/06/09
2005年6月9日(木)雲一つない素晴らしい快晴!
台風4号も東へ逸れていってくれました。その影響かもしれませんが、今朝の高知県地方、いつもにも増して良いお天気。夏の青空がドカーンっと広がっちょります。こぢゃんと心地えいですな、ホント。
昨日のにっこりでは、天神大橋の少し東に咲く紫陽花などをご紹介しましたが、そこからもう少し東へ歩きますと、土手にご覧の「サフランモドキ」が咲いちょります。今の季節、気をつけちょりますと、市内のあちらこちらで見ることのできる、ピンク色の可愛らしい花。
このにっこりでも、昨年、潮江天満宮参道脇の植え込みに咲いちゅうやつと、築屋敷の土手の上に咲いちゅうがをご紹介したことがあります。ピンクが鮮やかなんで、なんとなく目につく花です。
西インド諸島と言いますからインドではなくて中米の界隈原産で、彼岸花科ゼラフィンサス属の帰化植物。1846年に日本へやってきて、今では全国に自生、良く見かける花になっちょります。花は、今時分から8月くらいまで。「サフラン」に似いちゅうきに「サフランモドキ」な訳ですが、実は、サフランが日本に上陸するまではこの花が日本人にとって「サフラン」やったがやそうです。サフランモドキがやってきてしばらく経った幕末、いよいよ本物の「サフラン」が日本に移入され、それまで「サフラン」やったこの花は「サフランモドキ」になってしもうたというややこしいお話。
皆さんの家の近所にもきっと生えちょりますんで、気がけてみてつかあさい。