空中線鉄塔柱補修塗装工事〔7837〕2024/09/29
2024年9月29日(日)薄曇り
最近、市内から五台山を見上げると、あのNHKの鉄塔に足場が組まれておるのが気になってました。今朝、会社からの帰りに立ち寄って、何の工事なのか調べてきたんですね。気になることは調べてみよう。
そんな訳で、「空中線鉄塔柱補修塗装工事」でした。施工はNHKテクノロジーズ。
これで、この鉄塔が「高知・五台山FM放送所空中線鉄塔」だということがわかりましたね。勉強になります。
五台山のてっぺんには、かつて、このNHKの鉄塔とRKCの鉄塔の2本が屹立してて、それぞれテレビ放送の親送信所として活躍してました。その役割を終えたのは2011年7月のこと。地デジが始まり、RKCは烏帽子山、NHKは柏尾山に、親送信所が移っていったのでした。
そしてRKCの鉄塔は取り壊されて、五台山のてっぺんは波平さんのようになり、今に至っています。NHKの鉄塔、FM放送の送信所として残されている訳やけど、実はそれだけでは、ない。知らんかったけど、NHK総合とEテレの「テレビ中継局」ともなっているんだそう。なるほど。ちゃんとテレビ電波も発している訳だ。中継局として。
この鉄塔脇に、この写真には写ってないけどそんなに大きくない鉄塔が立ってて、それがどうやら民法各局の中継局になっているとのこと。つまり、中継局ってのはそんなに大きな設備は必要とせんのでしょうか。すると、この大きな大きかNHKの鉄塔ってオーバースペックなんでしょうかね。
補修・塗装で半年以上を要し、このような足場を組む必要がある鉄塔って、かなりオーバースペックなのかも知れません。しかしそこはNHK。
いや、NHKの存在価値って、僕は大きいと思ってます。スポンサーに忖度することなく、場合によっては予算を湯水のように使い、民法では決してできないような番組をつくりこむことができるのは、NHKならでは。
実は。市内から見上げていたとき、この鉄塔を取り壊す工事の可能性もあるな、とドキドキしていたのでした。実際はそうではなく、補修・塗装工事。NHK、まだまだこの鉄塔を使い倒す気であることが判ってホッとした、日曜日の朝。さすが、NHK。
以前、鉄塔が使われなくなるのなら、安全な外階段をつけて展望台にしたらいいのに、などと書いたことがあります。しかし、どうやらまだまだ使い倒すようなので、展望台にするのはお預け。お預けやけど、一度、あの上まで登ってみたいねー。