朝焼、朝朱、朝霞〔7827〕2024/09/19
2024年9月19日(木)晴れ!
見事な朝焼け。会社の裏手、物部川の土手から撮影してきました。あんまり美しかったので。またまた水量がちょっと少なくなった物部川の川面をピンク色に染める朝焼け。雲の様子が秋めいてきました。まだまだ暑いけど。
朝焼けは、お天気が下り坂になる兆候と言うけど、天気予報によると今日は晴れ。さあ。どうなるでしょうかね。
明治大正、そして昭和初期を代表する日本語辞書「大言海」で、「朝焼け」の項目を見てみました。現代文に読み下してみると、こういった内容が書かれてます。
あさ-やけ
朝焼
朝朱(あさあけ)の音伝で、赤く焼けるようであれば朝焼とも書く。「霞」という字の本義は、あさやけ、ゆうやけである。空気中に浮遊する水滴、塵芥などを日光が通過するに際し、その光の屈折、反射によって生じるもので、朝に生じるものが「あさやけ」である。「あさあけ」「あさがすみ」とも言い、雨天の兆候とする云々
なるほど。そのメカニズムを正確に伝えてますねー。「霞」がそもそもあさやけ、ゆうやけのことである、というのは知らんかった。世の中知らないことだらけ。
で、Googlでも「朝焼け」を検索してみました。今は、項目によっては、そのトップに「AIによる概要」ってのが表示されるんですね。いや、なかなか面白い。面白いけど、まだまだ「大言海」の方が深くて面白い。「大言海」には、その言葉の古典などからの出典がたくさん記述してあって、勉強になります。AI概要には、その言葉を題材にした楽曲やストックフォトなども書かれてて、なかなかにイマドキだ。どんどんと世の中は変わっていくねー。
世の中は変わるけど、美しい朝焼けは、ここで太古の昔から暮らしてきた人々も、同じように見つめ、美しいと感じてきたことでしょう。
さあ、美しい景色で心を洗濯して、仕事仕事!