桃太郎踏切を走る桃太郎〔7745〕2024/06/29
2024年6月29日(土)薄曇り
今日は仕事で、香川県方面。で、せっかくなので、ここへ来てみました。日本貨物鉄道株式会社、通称JR貨物の、高松貨物ターミナル。予讃線香西駅と鬼無駅の間。四国では唯一の貨物ターミナルで、本州方面からやってきた貨物列車は、一旦高松貨物ターミナルに入り、伊予三島、新居浜、松山へと向かうのでした。また、高知行きの貨物は、恐らくはここでトラックに積み替えられておるんでしょうね。
しかしまあ、広い広い。このGoogleマップでもわかるように、たくさんのコンテナが置けるようになっているのでした。以前は貨車の入れ替え用に、ディーゼル機関車があったと思われるけど、今はもう無いみたい。今日、貨物ターミナルで確認できた機関車は、2台。EF210形式と、EF210形式100番台。
手持ちの「貨物時刻表」で確認し、高松貨物ターミナル10:54発の貨物列車に間に合うように、やって来たのでした。写真は、その、新居浜行きの貨物列車。この向こうが貨物ターミナル。
この貨物列車は、昨日の15:57に東京貨物ターミナルを出発し、今朝8:39、ここ高松貨物ターミナルに当釈したもの。2時間ちょっとでコンテナの積み下ろしを行い、今、発車したところ。
で。僕の予想では、EF210-169、つまり100番台が新浜向けての貨物を牽引していくと思ってましたが、違いました。このようにEF210-17の方でした。積んでいるコンテナも少ないねー。
EF210形式は、平成8年から平成23年まで製造された、直流式の電気機関車。EF65.66形の後継やね。「E」が電気機関車、「F」が動輪6つであることを示してます。なかなか馬力のある「高速重牽引用」の電気機関車なんだそう。で、JRの機関車としては初めて愛称がつけられたことでも有名な、EF210。所属が岡山機関区の省電力大出力機関車であることから、公募で付けられた愛称が、「ECO-POWER桃太郎」。いい名前やね、桃太郎。
静かに高松貨物ターミナル駅から滑り出して来た、桃太郎。この写真は、貨物ターミナルを出て最初の踏切で撮影しました。その名も「桃太郎踏切」。写真右手の四角い施設に「桃太郎踏切」と書いてるの、わかりますでしょうか。
なんで、「桃太郎踏切」なのか。それは、この界隈「鬼無(きなし)」にも桃太郎伝説が存在するからなんですね。桃太郎といえば岡山で、桃がどんぶらこっこと流れてきたのは笹ヶ瀬川と言われてます。が、実はそうではなくて、この鬼無を流れる本津川である、という伝説。鬼ヶ島は、岡山説でも鬼無説でも女木島やけどね。
そんな訳で、この踏切に「桃太郎踏切」という名前が付けられた、らしい。「ECO-POWER桃太郎」が走ることにも因んでたら、楽しいけどね。
そんな訳で、今日の写真は、桃太郎踏切を走る電気機関車桃太郎。