潮江天満宮の水路〔772〕2005/05/27
2005年5月27日(金)今朝も晴れました
皆さんは水路好きですか?
良く気をつけて見よりますと、街中にはたくさんの水路が走っております。一昔前までは「どぶ川」のイメージやったですが、最近は割ときれいになってきて、なかなかの風情を醸し出しちょりますね。高知市内は中世の頃まで海の底やったこともありまして、鏡川、江の口川、久万川などの大きな川を中心にして小さな川や川とは呼べんくらいの水路が縦横無尽です。
ここはいつもの潮江天満宮。社殿で参拝した帰り道の石段を下りたところから東向いて撮影してみました。ここから見た水路、両脇の石組みや美しい石橋、周りを取り囲む木々などが素晴らしく、ひまわり太郎が大好きな光景の一つです。
秋になりますと紅葉も鮮やかで、幽玄な佇まいを見せてくれるのであります。
この水路、恐らく、恐らくですよ、鏡川の支流「神田川(こうだがわ)」に端を発し、小石木地区を潤しながら筆山脇を抜け、ここ、潮江天満宮の境内に流れて来ちゅうがやと思います。ここから東へ流れていくのでありますが、これがまた趣き深い。このすぐ東側では、この水路、赤レンガの素敵な塀で囲まれた古い洋館の下をくぐります。塀の下を文字通りくぐり抜ける様がなかなかエイですよ。
そして、昔ながらの家と家の間を流れるんですが、所々に架かる小さな橋が、またエイですね。
その辺りからちくと広うなりまして、塩屋崎で二股に分かれます。その分岐点には箕浦猪之吉さんの生誕地であるとの標柱がありました。1868年の堺事件で有名な「烈士」ですな。この分岐点、ちっと流れが早うなっちゅうきでしょうか、今朝は大きな鯉がたくさん群れておりました。