築屋敷八景〔77〕2003/07/02
2003年7月2日(水)快晴
晴れました。まっこと晴れました。朝から真夏の太陽が照りつけて、とても夏らしい気持ちの良いお天気です。こんなお天気には、川沿いに走るのが一番ですね。
遠くに写っているのは「月の瀬橋」、右側が「築屋敷(つきやしき)」です。築屋敷という地名は、宝永元年(1704年)に、町人たちが自分達で石垣を築いて開発し、住むようになったことに由来します。もちろん藩の許可をもらってやったことですが、なかなかの行動力ですね。それまでは鏡川河川敷の竹やぶだったそうです。
ここの桜並木は圧巻で、花見の季節には桜の古木が豪華に咲き乱れます。花見の穴場と言えるでしょう。江戸中期成立の「高知城下町風土記」には、この辺りの景観の見事さを「築屋敷八景」として讃えています。「八幡古祠」「石立暮秋」「観音示迹」「鷲尾尖山」「吉野山桜」「恋山翠松」「称名仏閣」「鏡川清流」の8つですね。