土佐教会のクリスマス〔7558〕2023/12/25
2023年12月25日(月)晴れ!
クリスマス。昨日のイブは、楽しく過ごされましたでしょうか。
高知でのプロテスタントの伝道は、明治11年(1878年)4月にアッキソンが高知を訪れたことに始まると言います。それには、板垣退助や植木枝盛の助力があったとのことで、米国人宣教師によって布教が広がっていったのでした。そして明治18年(1885年)1月、東京下谷教会植村牧師が来高、中島町森邸を耶蘇教講義所と定めて伝道、同年5月に同所において「高知教会」設立式が挙行された、と、高知県百科事典にありますね。その際、片岡謙吉・坂本直寛らが受洗してます。3年後、高知教会は現在地に新築され、現在の建物は三代目。
写真は「土佐教会」。同じくプロテスタントの教会で、その設立は高知教会に遅れること2年の、明治20年(1887年)。そもそもは大橋通りにあったんだそう。現在地に移ってきたのは戦後のことで、昭和27年(1952年)に、聖泉幼稚園を併設したのでした。
そこから歩いて2分の場所にあったのが、高知牛乳食品株式会社。その社宅で生まれ育った僕は、当然のように、ここ、星泉幼稚園に通ったのであります。懐かしいねー。教会のホームページに、当時の教会の写真がありました。そして園舎の写真も。懐かしいねー。僕は、あの三角屋根の屋根裏に登ったこと、あります。
クリスマスには、園児でクリスマスにちなんだ劇をやりました。これは以前にも書いたこと、あると思う。とにかく鮮烈な思い出なので。キリスト教には「東方の三博士」の物語があります。イエスが誕生したとき、東方の三博士が「星」に導かれて「救世主の誕生」を祝いにやってくる。そしてベツレヘムの馬小屋で祝福する、みたいな話だったろ記憶します。それを、僕たち園児が劇でやった訳やけど、僕は、金色のマントを羽織り、頭にお星様をつけて、さん博士を導くお星様の訳。「♪キラキーラーキラキーラーかがやーいーてー」とかなんとか歌ったこと、覚えてます。そんな少年だったんですよ。知ってました?
それはともかく。敬愛する大先輩、公文豪さんのFBによりますれば、高知では、明治21年12月24日に、高知英和女学院、25日に高知教会、土佐教会、後免講義所でクリスマス祝典が行われた、と、土陽新聞に記事があることを紹介してくれてました。そう。僕の記憶では、僕がお星様をやったのも、12月25日だった。半世紀以上昔のこと。今日も、この礼拝堂ではそんな催しがあるんでしょうかね。
宗教は、聖典に書いていることや奇跡や伝説や、そして史実がどうあれ、人々の心を救うもの。今の地球の情勢を見るにつけ、そんなことを思う。来年は少しでも平和になると、いいね。