中華そばとフィリピン海プレート〔7507〕2023/11/04
2023年11月4日(土)晴れ!
今日は、早朝会社でひと仕事済ませてから、中村宿毛へ行ってました。四万十市と宿毛市。昨日は高知県東部やったけど今日は西部。高知県、東西に長いこと実感してます。
で、中村からの帰り、窪川で昼食。ここは影野の椿食堂。椿食堂の中華そばと、小ライス。ごちそうさまでした。
ここから国道56号線を北へ走ると七子峠。近年高速道路ができるまで、県西部へ行くにはみんな通っていた七子峠と久礼坂。窪川は今は四万十町で、高南台地という標高200mを超える盆地の上に、あります。この盆地は、やはりフィリピン海プレートの沈み込みによってもたらされたもの。四国の地層は、東西に美しくシマシマが形成されてて、フィリピン海プレート沈み込みによる付加帯の姿を見ることが、できます。が、この窪川の東側には南北方向に山脈が走っています。これは、僕の想像では、300万年前にフィリピン海プレートに西向き成分が加わったことでできたシワ。そして盛り上がったシワの背後には、盆地。間違うちょったらごめんなさい。僕の想像です。
四万十川は、四国山地の山深い源流から流れ出て、窪川まで南流。そこでそのまま太平洋に出ると思いきや、Uターンして北西に流れを変え、西土佐の江川崎界隈で再び南に流れを変えて四万十市で太平洋へ。窪川でUターンするのは、上に書いた南北の山脈に遮られているからで、それは300万年前のフィリピン海プレートの方向転換に原因があるのかも、知れません。お陰で、四万十川は西日本最長の大河となり、僕たちに多くの恵みをもたらしてくれました。
七子峠は、久礼から窪川へと向かう際に通る交通の要衝。かつては、かなりの賑わいを見せたことでありましょう。その七子峠には、高知名物のラーメン屋さん、豚太郎の七子峠店がありました。豚太郎は、チェーン店やけど、お店によって味やメニューが少しづつ違うのが、魅力。そんな中、七子峠店は、かなりの人気店でした。近年、チェーン店から独立し、ラーメン食堂七子として賑わっていますね。おいしいですもの。
以前、その豚太郎七子店でお昼を食べようと寄ってみたら満員。入店待ちのお客さんが外まであふれている状況でした。で、並ぶのは苦手な僕は、行ったことのない、ここ「椿食堂」へ行ってみたのでした。
そして食べたこの中華そば。僕はハマりました。爾来、県西部へ行く際には、かなりの確率でここでお昼を食べてます。椿食堂の中華そば。
フィリピン海プレートの方向転換によって七子峠ができ、そのお陰で豚太郎七子峠店ができ、そこが満員だったお陰で、この中華そばに辿り着きました。ありがとう、フィリピン海プレート。