前浜掩体群観光ガイド動画〔7505〕2023/11/02
2023年11月2日(木)晴れ!
秋晴れはつづくよどこまでも
晴れますねー。こないだ、一瞬だけ突然大荒れの天気になって雹まで降ったけど、それだけ。あとはずうううっと晴れている高知県地方。そろそろ水不足も心配になってくるね。
ところで。弊社の所在地は高知県南国市。その中心は後免町で、やなせたかしさんが少年時代を過ごした町で、こなうだうちから幾度か紹介してきた、町。でも南国市、高知県で二番目の人口を抱える都市であり、飛行場があり、多くの見るべき場所も、あります。
そんな「見るべき場所」のひとつが、掩体群。このにっこりでも幾度も触れてきましたねー。一番最初に触れたのは、今から18年前。2005年8月のこと。その当時は、まだ、知る人も少なく説明版もなかった掩体壕。しかし、海軍高知航空隊の飛行機が格納されていた掩体壕が7基も残っているのは貴重で、有志の皆さんがいろいろと活動した結果、2006年に、南国市史跡の文化財に指定されたのでした。
その後、説明パネルなどが整備され、地元の子供達にも、ここに戦争があったという事実を伝えていく体制が整ったのであります。
その後、いろんな資料から僕も勉強しまして、格納されていた飛行機のことや航空隊で訓練を積んだ若者たちのことなど、少しは書けるようになったでしょうか。
そして先日。
南国市観光協会の方が来社され、素敵な話を聞かせてくれました。なんと、「前浜掩体群観光ガイド動画」というものができた、という話。そして、その動画のDVDを貸して頂いたのです。観ました。じっくり、観ました。この掩体について語っているのは、南国市観光案内人の会の藤本さん。南国市の生き字引。もう、90歳を超えていられますが実に頭脳は明晰で、古いこともよく覚えておられます。南国史談会の、元会長さん。元校長先生だけあって、喋りも上手だし、想いも熱い。
このにっこりひまわりでは、現在の高知空港滑走路の真ん中に、室岡山という小山があった、という話を幾度も幾度も書いてきました。地元の人たちの「命山」、室岡山。太平洋戦争後期、海軍がここに航空隊を置いて飛行場を建設するに際し、取り崩されてしまった命山。藤本さんは、勤労奉仕で、その山を崩して滑走路をつくる作業に携わったという貴重な貴重な経験をされておられると聞いたことがあります。そして掩体壕の建設も。なので、その話は臨場感と説得力に溢れているのでした。
このページに、その藤本さんが解説する掩体群のDVDについて、掲載されていますね。今のところレンタルでの利用になってて、データでの利用もできるそう。是非是非、ご覧になってみてください。追々、できればYouTubeで公開して欲しいねー。こんな貴重な動画、できるだけ多くの人に観てもらいたいし。
「南国市観光案内人」のページはこちら。藤本さん始め、詳しい方の貴重なお話を聞くことができます。
そんな訳で、南国市観光協会さんも、頑張っておられます。限られた予算の中で、頑張ってます。
朝ドラ「あんぱん」が決定して、その役割に期待が集まるところ。ここは、みんなで協力し、知恵とお金を絞って頑張りたいね。
まずは地元のことをもっと知ろう。地元なのに、知らないことはいっぱい。僕は、道信山が今もあること知らんかったし。
せっかくの機会なので、ぜひ、この動画もご覧になってみてください。いかに貴重なものであるか、よくわかります。ぜひ。