戦争の記憶と記録と平和〔7427〕2023/08/16
2023年8月16日(水)晴れ!
高知は良いお天気。昨日、8月15日は終戦記念日だったので、今朝の高知新聞の紙面も、平和に関する記事が並んでいます。
「県内戦争遺跡3D保存」という見出しの記事。県内各所に残る貴重な戦争を伝える遺跡が、時の流れの中で風化してきており、その原形が留まっているうちに、3Dデータとして保存しよう、という活動の記事。終戦から昨日で78年。この記事にもあるように、戦争遺跡は、日常的に管理されてないものが多く、史跡に認定されているものもごく少数。しかし、確かにそこに戦争があった、悲惨な日常があった、という記憶を後世に伝えていくことは、非常に大切なこと。そんな意味で、この活動はとても有意義だと思います。
その下に写っているのは藤本さんではないか。土佐史談会理事で、南国史談会の会長さん。こないだも、「土佐史談」の編集会議でお会いしたばかり。御年91歳やけど、とにかくお元気で、その記憶力が素晴らしい。南国市のあちこちに伝わる伝承などを覚えておられて披露してくれるけど、どの話も本当に面白い。その藤本さんが、南国市観光協会の制作した動画で、戦争の記憶や歴史を語ってくれている、という記事。これも、すごいこと。この記事では、戦時中の教練の記憶などのことを語っているけど、こないだ聞いた話は、海軍航空隊の滑走路建設の為に「命山」を手作業で取り崩し、その土で盛り土して滑走路を作る作業にも携わった、というものでした。貴重な貴重な体験と、記憶。それを動画に残しておく、という試みは、いいね。
その上。昨日ご紹介した「お山のディスコ」の記事が、ドカンと掲載されているではないか。さすが、高知新聞。香美市物部町大栃の大栃公園で繰り広げられる衝撃のお祭り、「奥物部湖湖水祭」。新型コロナの影響で、2019年を最後に開催できてなかった、この驚異のお祭りが、4年振りに復活して盛り上がりまくった、という素敵な記事でした。
「グラウンド中央に設けられた”お立ち台”の周りには軽快なステップを踏む人の輪が幾重にも生まれた。時折降ってくる雨や風もお構いなし。”フウッ!””イエーイ”と声を上げ、老若男女が一体となって盛り上がった」
そう。まさに、そう。「老若男女が一体になって」という表現がこれだけピッタリくるお祭りが、他にあるだろうか。真ん中に組まれた「やぐら」を「お立ち台」と呼ぶお祭りが、他にあるだろうか。
平和の素晴らしさ。まさに、平和の大切さ、素晴らしさを実感できる、そんなお祭り。それが「奥物部湖湖水祭」でした。いかん。まだ頭の中を"Sexy Music"がエンドレスに流れて止まらん・・・