さあ、よさこいだ!〔7421〕2023/08/10
2023年8月10日(木)雨
いやー、よさこい。よさこいやねー。4年振りの通常開催となったよさこい祭りは、今年で「第70回」。幾星霜の歴史を積み重ね、紆余曲折は星の数。そんなよさこい、コロナ期間中には開催できなかったよさこいが、高知に戻ってきました。線状降水帯は気になるけど、それはそれ。
もちろん高知県民、全員がよさこいが大好き、という訳ではないけど、僕は好きです。小学生の頃、大橋通り踊り子隊や青果の堀田チームで踊り、高校生の頃にはバンドの一員で地方車に乗り、社会人になってからも10年ほどは、バンドマンでやらかしまくった記憶が蘇る。いやー、僕は、よさこいの歴史とともに、いろんなことをしでかしながら生きてました。
バンドを引退し、主体的には関わらんなって長いけど、やはりこの雰囲気は血が騒ぐねー。ドキドキワクワクする、この感じ。
よさこいというお祭りが日本中に、そして世界へと広がっていった理由は、なにはともあれその自由さにあります。その長い歴史の中で、賞獲りの加熱などに伴って音楽や踊りが画一化されていった時期もあり、僕はそれが不満だった。とにかく「自由」な「多様性」が真骨頂ですきんね。
もうひとつ。高知のよさこいは、街を練り歩くことで、街と、観客と、ひとつになる、という良さを持ってます。ステージでやったりしても、ね。面白くない。
若い頃、バンドをやってたよさこいチームが音楽か何かの賞を獲得して後夜祭に出演したとき、中央公園のステージの上で、バンドを代表して、こんなステージの上でウチコミ音楽だけでやったって楽しくないねー、みたいな話を述べたこと、思い出します。ああ。若かった、僕。
今、また、街を練り歩く、そしてなんでもありのよさこいが、体感できるようになってきてます。県外から参加されるチームには、ぜひ、踊りの上手さとかだけではない、その雰囲気を楽しんでもらいたい。よさこいは「イベント」ではなくて「お祭り」だから。今朝の高知新聞に「自由と寛容の象徴!?」「ぐだぐだ踊る学生チーム」という紹介があったけど、これが高知のよさこいの本質だ。自分たちが楽しむことが一番大切なのだ。見てくれの良いイベントではない。お祭りだもの。大切なのは、自分たちが楽しむこと。
県外からのチームと言えば、大阪から「夢源風人(ムゲンカジピトゥ)」さんというチームが参加されてます。もう、20年以上も参加されているという老舗チーム。そのチームから、弊社の「ひまちゃん」などのデザインを使用したTシャツを作らせて欲しい、というお話があったのは、今年の5月のこと。スタッフやチームメンバーが着用するお揃いのTシャツに、弊社のキャラクターやロゴを使ってくれる、という話。
もちろん快諾させて頂いた訳やけど、昨日、高知入りした夢源風人のメンバーの方々が、そのTシャツを着て、そして持参して、わざわざご挨拶に来社されました。こんなに嬉しいことは、ない。本当にありがとうございました!
思わず、よさこいでしでかした話や、発掘されたプロトタイプの楽曲のレコードの話などをしてしまいました。今日は雨やけど、楽しんでくださいね!
これくらいの雨、よさこいではよくあること。明日は暑い一日になりそうなので、今日は涼しい雨の中、思い切り楽しんでください。
自由と寛容のよさこい。以前、自転車の荷台にラジカセ積んで、それで音楽ならしながら、2名の女性が踊るチームが登場して話題になったこと、あります。それを規制する規則、無かったから。次年度から当局は規制作って締め出したけど、それについて、今は無き堀田昌一郎さん、青果の堀田の堀田昌一郎さんが激怒してたこと、思い出しました。えいやんか、自由で、と。僕もそう思う。
よさこいは、観客の、そして当局の斜め上をいく発想で盛り上がってきたお祭り。今年もどんどんと斜め上を行くチームが出てきて欲しいねー。
さあ。いよいよ本番、始まるね。