捕鯨砲試射台と玄夫島と五台山〔7396〕2023/07/16
2023年7月16日(日)晴れ!
暑いねー。暑い。今朝は、夜明け前に会社に出かけて本社棟周囲の草刈りをしてきたけど、暑かったー。日の出までに済まさんと、大変なことになります。でもお陰でキレイになりました。暑いけど気持ちのいい朝。
で、ひと仕事済ませてから帰宅する途中、久々に弘化台から東に突き出た砲台跡に立ち寄って撮影してきました。ここ。砲台と申しましても、今は猟銃生産で世界的に活躍するミロク製作所さんの前身が、捕鯨砲の試射をするためにつくった砲台。砲台の上は、今は草木が生い茂って鬱蒼。弘化台側のテトラの上から撮影しました。
向こうには五台山。らんまん効果で賑わいまくる五台山は、連休最中の今日も、大勢の観光客さんで賑わうんでしょうねー。善き哉善き哉。
さて。以前、幾度かこの砲台跡をご紹介してます。17年前に初めて撮影したときはこんな感じで、上陸もできました。そして14年前、今朝と同じようなアングルで撮影してます。その際、五台山の方に向かって並ぶ岩礁を、石灰岩ではないか、などと書いてます。若いねー。
今朝、久々に観察してみました。確かに、岩の上が白くなってて、遠目には石灰岩みたいにも見えます。明治初期、河田小龍さんの描いた市街図には「玄夫島、俗に黒磯」と書かれているけど、もちろん玄武岩ではありません。そんな訳が、ない。黒っぽく見えるのは、海の関係でしょう。では石灰岩なのか。
よく見てみましょう。岩石の上部は白いけど、下の方は黒っぽい。よく見ると、たぶん、チャートだ。で、この岩礁は、鳥の休憩場になってて、いつも鷺とかが岩の上で休んでます。なので、あの白っぽいのは鳥のフンなのではないか。チャートが鳥のフンで白くなっている、そんな風景なんだろうと想像しました。
あの五台山から連なる、そして三宝山からも連なるこの地層は、秩父累帯の三宝山層群。もちろん石灰岩もあるけど、一番優勢なのはチャート。五台山のてっぺんも、チャートの巨岩だらけですきんね。そんな訳で、ここにチャートでできた岩礁があり、そこに、ミロクさんが捕鯨砲の試射台をつくったのでありましょうか。
14年前の風景との違い。それは、五台山のてっぺん。あの頃、五台山のてっぺんにはテレビ塔が2本立ってました。NHKとRKC。しかし、地デジが始まって、テレビ塔は柏尾山になり、不要となったRKCのアナログ電波塔は取り壊されてしまいました。NHKさんは、FMラジオのアンテナ機能もあるので、今もああやって1本だけ、残っています。波平さんの頭のように。
さて。夏真っ盛りの日曜日。明日もお休み。牛乳飲んで熱中症に備えつつ、楽しみましょう。それにしても、朝から、暑い。