歌って走ってキャラバンバン〔7393〕2023/07/13
2023年7月13日(木)晴れ
そうそう。かつて高知には、「歌って走ってキャラバンバン」があった。ありました。テレビ高知主催で、県下各地で予選大会を実施、夏休みの終わり頃、プロの生バンド付きで決勝大会をやっていた、「歌って走ってキャラバンバン」。あれもまた、高知の夏の風物詩でしたねー。
ひとつの番組なのに、こうしてちゃんとウィキの項目が立っているくらい存在感のあるものでした。このウィキ、何故か2015年の大会のことが中心に書かれているけど、1977年から2016年、40年の長きに亘って高知県人に愛され続けた番組だった、「歌って走ってキャラバンバン」。
県下各市町村で開催される予選大会は、各地のお祭りなどに合わせて開催されることが多くて、歌声自慢の猛者たちが集まるのももちろんやけど、いろんなパフォーマンスで出演者たちも楽しむ、そんな大会だった。まさしく、それ自体が「お祭り」。
今朝の高知新聞に「「熱唱 帰ってきた越知の夏」という見出し。越知町では、コロナ前まで、「越知町版キャラバンバン」を開催していたんだそう。それが4年振りに復活し、町内各地の予選を勝ち抜いた猛者が、この29日に開催される「によどかあにばる納涼花火大会」での決勝戦に終結して花火以上の火花を散らす、という記事。まさに、キャラバンバンだ。4年振りの開催といいますき、嬉しいでしょうねー。「歌って走ってキャラバンバン」は、こんなところに痕跡を残し、県民に楽しみを与えていたのでした。
「歌って走ってキャラバンバン」。僕も、第30回の記念大会決勝大会、観に行きました。2006年8月。あの時は、普段決勝大会が開催される県民文化ホールが改修中で、かるぽーと大ホールでの開催。その日、かるぽーと前にある九反田地蔵尊をにっこりでご紹介してますね。今だから言うけど、あのとき小6と小3だったJr.1号2号が決勝大会に出てたんですね。夏休みに入ってから、高知中央公園で行われた予選大会に参加して、キャラバン賞という子供たちのパフォーマンスに送られる賞を頂いてたのでした。そして、各地のキャラバン賞の中から3組だけが出場できる決勝大会に出させて頂いてたんですね。ああ、懐かしい。
保護者として楽屋にも出入りさせて貰った訳やけど、決勝大会に出場するみなさんにJr.達も可愛がってもらい、良い思い出となりました。みんな、歌、とんでもなくうまかった。ゲストに八代亜紀さん。審査委員長が市川昭介さん、ああ。懐かしい。今は昔。
本体のキャラバンバンは終わってしまったけど、こうやって、地域で引き継がれていっているのは、楽しいね。いや、なかなか嬉しくなる、そして、少し昔を思い出した、そんな記事でした。もうすぐ夏休みかー。