牧野植物園の蛇紋岩〔7360〕2023/06/10
2023年6月10日(土)降ったりやんだり
今日は、梅雨っぽいお天気の土曜日。早朝会社で仕事、来客などを済ませて、お昼前に高知市内へ。五台山、駆け上がってきました。こないだも書いたけど、南門は閉鎖されてて、新しく「中門」というのができてます。今日は、年間パスを使って、初めて「中門」から入ってみました。
入ったところにあるレストランは満員。そりゃあそうだ。「らんまん」効果で賑わう牧野植物園の、新しい入り口を入ったところにあるレストラン。しかも、南門からは入れんなっちゅうので、かなりの人がここから入場します。
中門を入り、階段を二階分降りて南園へ。
昭和33年に開園した際、最初につくられたのが、現在の南園。あいにくのお天気にも関わらず、たくさんのお客さんで賑わっておりました。善き哉善き哉。
でも、牧野植物園はとても広いので、静かな場所がたくさん。小雨降る中、マイナスイオンたっぷりの牧野を堪能してきたのでした。
ここは「蛇紋岩植生園」。「石灰岩植生園」のすぐ下に、あります。
「石灰岩植生園」の方は、石灰岩地帯、カルストの植生を再現しているなどなどの説明が為されたものがあるけど、こちらの「蛇紋岩植生園」の方には、なんにも説明がないねー。
石灰岩層も蛇紋岩層も、アルカリ性の地層。日本は酸性土壌が多い土地なので、そんな中では貴重なアルカリ地層なので、珍しい植生が楽しめるのであります。
五台山にも石灰岩層があるので、かなりの石灰岩を見ることが、できる。しかし蛇紋岩層は、円行寺とか高知城の山とかにある地層で、石灰岩層よりも塩基性。その植生をここに再現しているのであれば、もっともっと説明が欲しいですねー。と言うか、ここが「蛇紋岩植生園」であるという表示もないし。
僕は、蛇紋岩がどんなものかわかるので、ここが「蛇紋岩植生園」であることはわかるけど、普通はなかなかわからんと思う。
そうそう。トサミズキなんかは、蛇紋岩地帯にしか自生しない植物なので、そんな説明がここにあったらいいのにね。
僕は、とあるところから蛇紋岩を拾ってきて、ピカピカに磨いて、会社の自分の部屋のキャビネットに飾ってます。
蛇紋岩には、二酸化炭素と反応して炭酸塩鉱物を形成する特徴があるので、ひょっとしたら地球温暖化防止に貢献するかも知れない、などという研究も始まってるんだとか。そんな魅力的な蛇紋岩。地球を救うかも知れない蛇紋岩。タモリさんも好きな、蛇紋岩。
この石が蛇紋岩で、超塩基性の珍しい石で、蛇紋岩層の植生はかなり珍しくて、トサミズキは蛇紋岩層にしか自生しなくて、磨くととても美しい、などといったことがわかると、楽しいよね。楽しくないですか?