須崎で過ごす贅沢な時間〔7332〕2023/05/13
2023年5月13日(土)曇りのち雨
今日は、朝、会社でひと仕事した後、自転車で須崎へ。土曜日。久々の自転車須崎。小雨降る中、ちゃんとヘルメット装着して、最近の僕の愛車「緑の折り畳み号」を駆ってやってきたのでした。
まずは鏡川沿いを遡上し、米田橋のところから国道へと抜けて枝川へ。で、伊野の街を抜けて波川、日高。日高で、今はもう製造はやめてしまった「松の緑」さんの元酒蔵へ。以前にも一度行ったことのある、チャート亀甲積みの石積み。今日はそこを楽しんどいて、JRの線路沿いを加茂から西佐川、そして佐川。
らんまん効果で賑わう佐川。観光協会の事務局長さんが同級生でして、ご挨拶に立ち寄ってから、斗賀野を経由して須崎へ。
まずは、桑田山温泉で、汗流し、着替えて、そして須崎駅前へ。
須崎は、なんか、最近、いい。高知信用金庫さんって、元々の成り立ちが須崎から。そんな訳で、須崎駅の改装にも信金さん関わってるし、街中に「須崎大漁堂」という施設を整備されたのも高知信金。そしてその横には古民家をうまくつかった「まちかどギャラリー」があって、素敵な展覧会をやったりしてくれてます。
そして。そこから川端通りへ出ると、道沿いに、小さな本屋さん。書肆「織平庵」。そう。敬愛するO先輩が齢69歳にして開業した小さな本屋さん。全共闘世代のOさん、音楽マニアのOさんならではの品揃えで古本が並び、娘さんの選書で並んだ新刊本も、並ぶ。
その小な本屋さんにはカウンターがあって、ビール飲んだりカクテル飲んだりホッピー飲んだりできるのであります。置いている本のラインナップも、そのカウンターの雰囲気も、何よりOさんが醸し出す独特の空気感が、好き。そこでゆっくり、と思って開店時間の12時にやってくると。開いてないではないか。いや、お店に電気はついてるけど、誰も居ないし開いてない。
仕方ないので近くのコンビニでビール買ってきて、本屋さん前のベンチで飲んでたら、来ました。12時半ごろ、来ました。Oさん。写真は、お店の鍵を開けるOさん。
まあ、この緩さが、いいね。で、しばらくこの素敵な本屋さんでゆっくり本見て、ビール飲んで、ホッピー飲んで、雨の須崎ののったりまったりした時間を過ごさせて頂きました。あとは輪行袋に折り畳んだ自転車入れて、汽車で帰るだけ。雨の須崎。こういう時間に、とんでもない幸せを感じるのであります。ああ、幸せ。