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今日のにっこりひまわり 毎日健康社員日記

妄想広がる物部川界隈の、朝〔7331〕2023/05/12

妄想広がる物部川界隈の、朝

2023年5月12日(金)晴れ!

良いお天気。本社棟から見る三宝山と、土佐くろしお鉄道ごめんなはり線の始発列車。見慣れた風景。いつもの朝。

三宝山は、あの西洋風シャトーが特徴的なので、香長平野のどこからでも見えるランドマーク。今、あそこが技研さんによって整備されている話は、幾度か書きました。どんなになるんだろうね。で、約1年前、あの山のここに井上ワイナリーさんの醸造所、そしてショップができました。こないだ走って行って、楽しんできた話は書いたねー。

井上ワイナリーさんは、井上石灰工業さんがつくったワイナリー。井上石灰工業さんは、南国市の稲生に所在する石灰を利用した製品をつくるメーカーさんで、主力商品は、樹脂へ練り込まれる材料としての石灰で、車の内装とかに使われているんだそう。石灰石って、なかなか用途が広いねー。

で、石灰の用途の重要なものに肥料としての利用があるのは、ご承知のとおり。井上石灰工業さんも、その分野を以前から手掛けておられます。

ワイナリーをやることになったのは、恐らくはその延長なんだと思う。石灰の肥料を利用したトマト栽培から始められて、そして、葡萄。そして、ワイン。

 

日本でワインといえば、山梨でしょう。甲府盆地の地形的、地質的特徴がワイン製造に適しているから、と、言われてます。

ブドウ栽培には、乾燥と日照が必要とされます。甲府盆地は、日本でも有数の降水量が少ない地域。そして、日照時間が、長い。加えて水捌けが、良い。四万十帯に甲府花崗岩帯が貫入していて、水捌けの良い地質となっているのが、ワインに適したブドウ栽培に最適なんだそう。

あと、フランスのロワールとかイタリアのピエモンテとか、良いワインの産地には石灰質土壌の場所が多いのは有名。ブルゴーニュのシャブリは特に有名。シャブリの土壌は、1億5千万年前の牡蠣の殻が堆積した石灰質土壌なんですってね。そんな訳で、乾燥してて日照時間の多い好条件の甲府盆地でも、石灰で土壌改良をやろうと試みらてたりするみたい。

 

では、我らが高知はどうか。高温多湿、降水量は全国有数の多さ。これはもう、なかなか、ブドウ栽培、ワイン作りには厳しい環境に見えます。しかし、石灰質土壌なら高知のものだ。そして土壌改良に石灰を使う歴史は、長い。

井上石灰工業さん、高知でもできるだけ水捌けの良い場所を選び、石灰で土壌改良しながら良い品質のブドウを栽培する努力を続けておられるんだろうと拝察します。甲府盆地に乾燥では負けていても、石灰土壌なら負けない。頑張って欲しいねー。

で、幾度も書くけどのいち駅からシャトルバスが出たらいいね。のいち動物公園までシャトルバスが出てるので、ちょっと延伸したらいいだけだし。で、ワイン飲んでチーズや松原ミートのパテ食べて。いいねー。こないだ行ったTOSACOさんと連携できた尚いいねー。妄想広がる物部川界隈の、朝。


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