20周年まであと2日〔7304〕2023/04/15
2023年4月15日(土)小雨
20周年まであと2日。
この20年間で変わってしまったもの、たくさんあります。その中でも、アーカイブとして貴重になってきてる写真を探してみました。
まずは、はりまや橋の西武百貨店。土電会館として1958年にオープンしたあの建物は、いろんな変遷を経て、2002年12月に閉店しました。なので、2003年4月から書き始めたこのにっこりには、西武百貨店が営業している風景は、写っていません。でもあの建物、2005年までは残っていて、一階部分は土電のバスターミナルとして利用されてたので、その頃の風景を、このにっこりでも幾度かご紹介しています。
そして2005年11月、そのバスターミナルが廃止される最後の3日間を、外観、待合室、バス乗り場の順番で書いてますね。そう。もう、18年前の話。
その後、土佐電鉄と高知県交通がいっしょになって「とさでん交通」になり、バス路線もなにもかも、変わってしまいました。百貨店の跡地には、こんな感じでパチンコ屋さん。
同じ月、2005年11月の月末、帯屋町にあった「ダイエー 高知ショッパーズ」も、閉店。その最後の日も、このにっこりでご紹介。
ダイエーさん撤退の後、かなり長い期間空き地で放置されてたけど、チェントロができてとても良くなりました。地主さん、地元の設計士さん、地元の建築業者さんが知恵を絞ってつくったチェントロ。チェントロができ、図書館ができ、スタバとかができて、一旦さびれかけてた帯屋町2丁目の風景も変わりました。街は生き物、ということが、よくわかる。
高知西武さんがなくなったのも、ダイエー高知ショッパーズが閉店したのも、郊外に巨大なショッピングセンターができた影響が、大きかったですね。
その店舗は、その巨大企業の中でもかなりの優良店舗だと言います。高知の小売事情を激変させました。その巨大ショッピングセンターができたのは2000年のことなので、このにっこりには、それ以前、そこがシキボウだった風景は、ありません。
変わりゆく街の風景。劇的に変わったのは新堀川でしょうか。横堀。南北に貫く広い道路ができて、失われてしまった水辺の風景。これから人口も車も減るのにね。行政ってのは、昔立てた計画でも、なかなか変更するのは難しいみたい。拡張前、貴重な貴重な雁木でキャンドルナイトが行われた日を、昨日のことのように思い出す。今はもうない、あの雁木。
刎ね橋も、撮影しちょって良かった良かった。あの刎ね橋も、今はもう、ない。
変わりゆく街。変わりゆく風景。20年の変遷。