本がない人生なんて〔7286〕2023/03/28
2023年3月28日(火)晴れ!
良いお天気。放射冷却で少し冷えた朝やけど、日中は暖かくなりそう。いや、暑くなりそう。高知市の予想最高気温は22℃。山の方は少し霞んでて、花粉、いっぱい飛んでそうですねー。花粉症の皆さん、ヨーグルト食べてくださいね。
さて。このにっこりひまわりも、あと3週間で20周年。毎日毎日休まず書いてきて、20年。開始してから7306日目の4月17日が、20周年。この間、閏年が5回。365×20+5=7305で、それに1足して7306。計算、合います。この20年間、いろんなこと、書いてきました。思いつきで始めたりやめたりも、多いですな。
2016年のお正月に思い付いて、本社棟2階に「ひまわり文庫」なるものをつくりました。僕の偏った蔵書を並べただけの書庫。で、そこに導入される新しい本を「○○月の新刊」と銘打って、このにっこりで紹介してきたりもしました。最初は単発で2016年5月。
で、2017年1月からは、毎月やりました。2021年末まで5年間、毎月やりました。少し飽きてきたのでそこでやめたけど、ひまわり文庫は今も健在ですし、本を買って読むのをやめた訳でもありません。相変わらず、読んでます。
今朝は、最近読んでなかなか興味深かったのを、適当に並べてみました。そう。最近、小説って読んでないねー。いかんいかん。興味のあるものを読んで脳みそを刺激するのもいいけど、小説も、脳みその違う部分を元気にしますもの。いかんいかん。
こうやって見てみると、TSUTAYA中万々店さんでブラブラしながら買った本ってのが、目につきます。「つけびの村」とか「人類初の南極越冬船」とか。あと、知人に贈呈していただいた本が、左奥、こないだご紹介した「百貨店の戦後史」とその横の「池田暁子の必要十分料理」。池田さんは高知在住で、コロナ前に「おきゃく電車」をご一緒しました。思えばあれが最後の「おきゃく電車」やったねー。コロナ直前、よくぞ、利用してました。
その他「高知県の山村を歩く」とか「中森明菜の真実」とか、本当に面白かったです。絶対に、おすすめ。いや、興味があれば、やけど。
そして直近読んだのが、「昭和陸軍七つの転換点」。祥伝社新書のこの本、すごいです。著者の川田稔さんは我らが高知出身。名古屋大学名誉教授。以前、土佐史談会の記念講演をして頂いた際、お話したことあります。「濱口雄幸」や「石原莞爾の世界戦略構想」や「昭和陸軍の軌跡ー永田鉄山の構想とその分岐」などなど、昭和初期から戦争に至る歴史の本をたくさん書いておられます。そしてこの本「昭和陸軍七つの転換点」は、そういった戦争に至る流れ、経緯を、非常にわかりやすくまとめてくれた本。こんな本を待っていた。戦争に至る経緯については、たくさんの文献があり、たくさんの論評があり、最近はネットで「あなたは日本が戦争をせざるを得なくなった本当の理由を知っていますか?」といった類いの、とんでもなく扇情的で偏ったものまで溢れてます。が、この本は、学者としての冷静で緻密な考察が、それこそ緻密な研究考証の上で為されていて、非常に客観的で好感が持てます。
最近のネット情報をもとに「あなたは戦争になった本当の理由を知っていますか?」と誰か喋ってたら、この本引用して「はい、知ってます」と答えたらいいね。おすすめの、佳本。
そんな訳で、本も読みながら、日々、仕事に勤しんでおります。本がない人生なんて。
さあ。そろそろ仕事を始めましょう。