大野台地のコセンダングサ〔7158〕2022/11/20
2022年11月20日(日)晴れ!
良いお天気の日曜日。あちこち、たくさんの人出で賑わってますねー。車も多いし、人も多い。今日は所用で田野町へ来てます。安芸郡田野町の、大野台地。来る途中、安芸市民球場は、阪神キャンプで大賑わい。秋季キャンプも明日までですきんね。県外ナンバーの車も多くて、なかなか嬉しくなりました。
写真は、大野台地の風景。太平洋を見張らす、眺望絶佳の大野台地は、更新世段丘が隆起してできあがった台地。地理院地図の地形分類図に陰影起伏図を重ね合わすとこんな感じで、隆起した様子がよくわかりますよね。80mくらいの標高があるのに、地質は更新世段丘のもの。なので、芋類とかの栽培には適していると思います。
そんな大野台地にも、ひっつきむし。この植物はコセンダングサでありましょう。衣類にひっついて、なかなか取れない。植物の生存戦略ってのは、すごいね。すごい。
このコセンダングサってのは北米原産で、日本では明治期に確認された帰化植物なんだって。そう。やっかいものとされる、外来植物。で、外来生物法によって「生態系被害防止外来種」に指定されてたけど、2022年に外された、と、ウィキに書いてます。なるほど。僕らが子供の頃から見かけるひっつきむしで、あまりにも風景に溶け込んでいるから、でしょうかね。知らんけど。
僕らが子供の頃。一番ポピュラーだったひっつきむしは、オナモミやった気がします。投げてくっつけて遊んでいた、オナモミ。オナモミは、くっついてもすぐに取れるのでやっかいではなかったけど、ヌスビトハギはやっかいでした。でも、やっかい度で言えば、コセンダングサがチャンピオンではないでしょうかね。今日も、草引きとかをしていると、服にひっつくひっつく。そして、ひっついてしまうと、1本1本取らんといかんので、面倒臭い。生存戦略としては、かなり成功しているんではないだろうか。
秋の山。涼しい風。青い海。台地の上から太平洋を眺めつつ、更新世段丘の隆起を体感しています。北米からやって来たコセンダングサにひっつかれながら。秋も深まってきました。