浦戸湾とビット小さめのビット〔7145〕2022/11/07
2022年11月7日(月)晴れ
今朝、3時半の弘化台。西の空にまん丸お月様。浦戸湾の水面を照らす満月。光に浮かぶ、丸山台。静かな美しい風景を、撮影してきました。この十字の場所での撮影。僕が左足を乗せているのが、着岸する船のロープを舫う係留柱で、通称ビット。ここのは少し小さめのビット。ビット、小さい。石原裕次郎が足乗せてカッコつけるやつなので、僕も片足乗せてみたけど、乗せ方も違うし、なんか、デハラユキノリ先生のフィギュアみたいになってしまった。
こういった満月の夜って、魚、あんまし釣れんのでしょうかね。いや、一概にそうとは言えず、満月の明かりを巧く利用して釣る方法もあるみたい。いや、僕は知りません。そう言えば、以前、この浦戸湾でエガニを獲っている漁師さんに、満月の夜にはカニは獲らない(獲れない?)と聞いたような気がする。エガニが月光を恐れて食物を獲らなくなる、ということらしいけど、真相は知りません。
この浦戸湾で獲れるエガニは、絶品。んまい。しばらく食べてないねー。子持ちエガニは、晩秋から3月までが美味しいらしいので、そろそろ季節が始まります。以前聞いた話では、この浦戸湾の底に広がるシルト層と、四国山地からもたらされるミネラルが、美味しいエガニを育ててくれるんだそう。まさに、この地形がもたらす大自然の恵み。
あと、浦戸湾で美味しいと言えばニロギでしょうか。この眼前の海には、休日ともなると、たくさんの小舟が浮かんでニロギ釣りを楽しんでいたといいます。今は昔。そして投網打ちの小舟も繰り出して浦戸湾の幸を楽しんでいた、そんな風景。今は昔。
世の中が遷り変わり、その楽しみ方も変化してゆく。それは時代の流れ。浦戸湾も、僕が子供の頃にはかなりの汚染が進んで、浦戸湾の幸を楽しむ人も減ってきてました。しかし、その後、海の浄化は進んで美しい風景を取り戻しました。せっかくの自然。美しい風景。この自然を利用した新しい楽しみ方があってもいいよね。
そんなことを、弘化台の岸壁で思った朝。石原裕次郎にはなれんかったけど。
さあ、夜が明けてきた。今週も張り切って仕事仕事!