蚊居田、改田、浜改田、かいだ屋〔7142〕2022/11/04
2022年11月4日(金)晴れ!
南国市には、里改田、浜改田といった地名があります。改田は蚊居田で、蚊が居る田んぼで、つまりそれは湿地帯があったことを示す地名なのではないか、てな話を以前に書いたことがある気がします。たぶん、書いてます。地形分類図を見たら、そこは、弥生集落があった物部川自然堤防の西側の湿地帯。蚊居田。改田。
弊社は今年創業100周年で、高知新聞さんの記事でも紹介されたように、「ひまわり」という名称は、創業者吉澤八洲夫が妻に贈ったひまわりのブローチに由来します。縁起の良い名前。その、八洲夫の妻は、僕が子供の頃は事務所に座って、働いていました。僕にとってはなかなか怖いおばあちゃん。小学校に上がる前でしょうか、家の近くの鏡川に友人たちと出かけて、川にぞぶって遊んだのが見つかって、手の甲にヤイトをすえられたのを、今でも思い出す。まあ、祖母としては驚いたでしょうねー。泳げもしない幼児が、勝手に川へ行って遊んだ訳ですきんね。ヤイトのお陰で、その後、無事生きながらえて来ました。
その、八洲夫の妻は、浜改田の農家に生まれ育ちました。なかなか聡明だったようで、高知市内の女学校に進学し、卒業後は浜改田の小学校で教員をしていたと言います。
そんな訳で、子供の頃から馴染みの深い、浜改田。
で、浜改田には、人気のうなぎ屋さんがあります。「かいだ屋」さん。恐らくは、高知で一番人気のうなぎ屋さん。腹開きで、蒸したりせずにパリッと焼いた鰻は絶品。個人的感想では、春野の「かね春」さんと双璧を成す、うなぎ屋さん。
県外からこられた方は、四万十川のうなぎとかをイメージするでしょうが、四万十の天然鰻がそんなに存在する訳もなく、いろんな産地から仕入れているのが、高知のお店。でも、その焼き方には特徴があって、全国的に見てもかなりレベルが高いことは、間違いないと思う。いや、間違いない。
会社のご近所にも、「かりや食堂」さんというウナギが美味しいお店、あります。県外からお客様が見えられて、一緒に昼食、となった際には、かりや食堂さんで鰻重食べたりしますが、評判、いいです。
浜改田の話でした。
かいだ屋さんは、注文を受けてらから焼くので、結構時間がかかります。入店できても、食べ始めるまでには、かなり待ちます。普通だと。
あまり待たないようにするには、ある時刻からお店の前に出される順番待ちのプレートを取っておくこと。すると、11時の開店と同時に入店でき、注文も、その番号順に受け付けてくれるので、はやい。なかなかできたシステム。
そんな「かいだ屋」さん、浜改田に、朝日が昇り始めました。