展望テラス、Good Job!〔7130〕2022/10/23
2022年10月23日(日)晴れ!
こないだ、五台山にできた木造展望テラスからの風景のこと、書きました。で、もっと周囲の樹木を伐採して眺望を良くしたらいいのに、みたいなこと、書いた訳ですね。
今朝、会社へ行きがけ、その展望テラスからの夜景ってどんな感じなんだろうと思い、立ち寄ってみたのですが、展望テラス界隈の樹木、散髪してました。僕みたいなのが騒がなくても、担当の皆さんはちゃんと考えているのでした。いらんこと言うて、ごめんなさい。
で、今朝、夜明け前の高知市街。まあまあ綺麗に見えてます。前回撮影した際には、丸山台の左手の鏡川が、大きな樹で隠れておったけど、その樹は伐採されて、今朝はちゃんと見えました。Good Job。展望テラスの周囲をよく見てみたら、まあまあ伐採散髪していて、当局のやる気を感じたことでした。朝ドラ本番も近づいてきてます。あとは、この旧展望台が取り壊された後の風景に、期待したいね。解体工事、どうやらそろそろ始まるよう。
その旧展望台からの夜景は、こんな感じでした。展望台へ上がれる最後の日に撮影しました。あの場所は、いい。ここだと、まあまあ綺麗ではあるけど、山の斜面がかなり見えてしまうアングルになります。旧展望台からだと、山がそんなに邪魔にならず、高知の市街地が見事に見張らせる眺望。さすが、見国嶺と呼ばれた名所だ。
幾度か書いてきたけど、そこには恐らくはチャートの巨岩が屹立し、そこからの景観が人々を喜ばせてきた、という歴史があります。その景観は、かの夢窓疎石にも愛されたことでも有名。北条高時の母、覚海さんを始めとして、後醍醐天皇、足利尊氏、光巌天皇などなどが帰依したという禅僧、夢窓疎石が土佐にやってきて五台山麓の吸江に庵を結んだのは、1318年のこと。
そして五台山の風景を愛し「吸江十景」を選んだ、と伝えられてます。真偽は知らんけど。で、その十景の中にあるのが「見国嶺」。けんこくれい。
当時は、一面が海だった紀貫之の時代から土砂が堆積してきて、大高坂山の東側に洲が発達していた時代。広大な湿地帯があって、その向こうに夕日が沈んでいく風景は、それはそれは美しかっただろうと想像できます。
その美しい風景を見晴らした見国嶺に建てられた展望台が解体され、そこに、新しい展望施設が建てられます。ここの樹木を伐って見晴らしを良くしたセンスがあれば、きっと、いい展望施設ができるよね。期待して、待ちましょう。