台風直前、静かな物部川〔7094〕2022/09/17
2022年9月17日(土)薄曇り
夜明け前。会社裏の物部川の土手から、明るみ始めた東の空を撮影。実際はもっと暗いけど、明るく加工しました。便利になったねー。
台風14号はなかなかに、不気味。高知も、明日から明後日にかけての影響は免れない。明日開催予定だった高知街ラ・ラ・ラ音楽祭も、残念ながら中止。台風には非常に縁がある音楽祭やねー。まあ、仕方ない。
今はこんな感じで嵐の前の静けさ。今はまだ水量少なめの物部川が、静かに静かに流れておりました。台風直前。
日本語の単語が英語になった、という例で、津波と台風が挙げられること、ありました。あったよね。tsunamiとtyphoon。津波がtsunamiになったのはもちろん間違いないけど、台風がtyphoonになった訳ではないこと、最近は常識になってきた感、あります。
そう。それは、逆。と、申しますか、台風の語源っていろんな説があって、本当のところを特定するのは難しいみたいやけど、まあ、英語のtyphoonが明治期に颱風になり、台風になったのは概ね正しいみたいやね。
では、そのtyphoonの語源は何なのか。ウィキによると(こういう調査でウィキに頼るところがまた、情けないところではあるが)、ギリシャ神話の怪物デュポン説、アラビア語の嵐(tufan)説、広東語の「大風」が西洋に伝わった説、などなど。英語のtyphoonは16世紀から存在したという話もあるので、大航海時代に、西洋人が命名したと考えるのが正しそうですね。知らんけど。
ともあれ、そのtyphoonが北西太平洋や南シナ海で発生する熱帯低気圧のことを表す言葉となり、明治になって日本で颱風という漢字が当てられ、そして台風になったのでした。
では、明治以前、どういう表現が為されてたのか。これも情けないことにウィキ情報やけど、「野分」というのも一つの表現。のわき。のわけ。でもその単語は単に暴風を表すもの。そもそも、天気図とか気圧とかの概念が無い時代に、集中豪雨も低気圧の大風も、そして台風も区別つかんかったでしょうきんね。
ともあれ台風。台風14号ナンマドルは、これから西日本に接近してきます。せっかくコロナが収まってきた連休のタイミングにやって来んでもいいのにね。大自然は容赦ない。そう。太古の昔から、大自然は容赦ないのである。人類に必要なのは、適切な対応。