新月橋の観音様とダンゴ〔708〕2005/03/24
2005年3月24日(木)快晴!
今朝の高知県地方は快晴。気持ちエイですな。
今朝も鏡川沿い早朝たつくりコースです。日の出が早うなってきました。写真は今朝の6時くらい、もうすぐお日様が登り始めます。
向こうには鏡川に映った姿も含めて筆の先っぽの形をした筆山、青い橋は月の瀬橋です。ここは新月橋北詰の東側。今年3月4日のにっこりでもご紹介した新月橋観音堂の真ん前の土手の上です。この左の手すりを越えたところが観音堂。
土佐西国三十三カ所の第三十三番で、正確には、新月橋加納院團子堂と言います。
10世紀に、大阪や奈良、和歌山などで成立した西国三十三観音霊場は、江戸時代に入ってこぢゃんと盛んになり、各地にそのミニ三十三カ所ができました。土佐西国もその一つで、江戸時代はホントに盛んに巡礼が行われて賑やかやったがですが明治の廃仏毀釈で衰退してしもうたがです。
元々の一番は「常通寺」というお寺でございましたが、現在の一番は五台山の名刹竹林寺。ここには十一面観音や千手観音の素晴らしい像があります。
で、市内北部を中心に番号が進み、第三十三番がここ観音堂。
何で團子堂というかと言いますと、年老いた母親の病気平癒をこの観音堂に祈願し、聞き届けられたお礼に、ここへダンゴを祀ったことに由来するがやそうです。成る程。
このお堂のご本尊は十一面観音像と馬頭観音像の二体。今でも、ご近所の皆様方に尊崇されちゅう観音堂で、秋になると銀杏の大木が見事ですな。