月と宇宙とスペースポート〔7060〕2022/08/14
2022年8月14日(日)晴れ!
昨日はお月様の国旗のこと書いたので、今朝は月面開発のこと。
と、申しますのも、昨日、本当に久しぶりに、弊社乳酸菌を宇宙へ打ち上げたときに大変お世話になったTさんと、FBでつながったからなんですね。Tさんは、日本において、当時から民間宇宙事業に取り組む中心人物で、現在も大学発ベンチャーの企業で商用宇宙利用に携わっていらっしゃるとのこと。ご活躍で、何より。Tさんは、お人柄も素晴らしかった。
もう、16年前になります。Tさん等に大変お世話になり、乳酸菌が宇宙を飛んだのは。打ち上げられたのは、こないだ触れたバイコヌール宇宙基地から。旧ソ連、現在のカザフスタンに所在し、ロシアが借り上げて宇宙基地を運営してます。
ソユーズで乳酸菌を打ち上げた経緯から、旧ソ連の宇宙開発については詳しくなりました。現地でテレシコワさんにも会うという貴重な体験したしね。
で、幾度も書いてきたように、当初の米ソによる宇宙開発競争では、ソ連がアメリカを圧倒していました。スプートニクでショックを与え、そしてガガーリン。月面にはじめて探査機が到達したのも、1959年、ソ連のルナ2号が最初だった。そしてルナ3号により、初の月の裏側撮影にも成功。
ショックを受けたアメリカでは、ケネディが、その後10年以内に月面に人を送り込むと宣言し、アポロ計画でその計画を達成したのはご承知の通り。国家の威信をかけた競争でありました。
それは軍拡競争の一環でもあり、為政者にとっては、宇宙開発は軍事開発と同義語であったのかも、知れません。ただ、旧ソ連で宇宙ロケット開発の中心人物であったコロリョフは、純粋に宇宙開発への意志とロマンを持ち続けた人物とも言われてて、上層部には「軍事利用」「宇宙開発の軍事的有用性」を説きながら予算を獲得してたとも言われます。真相は、わからない。
1969年にアポロ11号が人類を月面に送り込み、1972年まで、有人月面探査が行われたものの、それから半世紀、人類は月面に到達していません。いろいろと理由はあるんでしょう。50年って、すごいよね。考えてみたら、すごい。50年前に月面に残してきたものとかあれば、それは発掘対象になるくらいの時間の流れ。
そして今、人類は、再び月面に人を送り込む準備、競争を始めています。半世紀前と圧倒的に違うのは、民間企業がその主役になりつつあること。アメリカを中心にしてね。商用宇宙利用、宇宙開発を商売に、というのが、開発の大きな推進力になっているのは、ご承知の通り。こういうのって、日本はどうしても苦手やったりするけど、そんな中でTさんは頑張っておられます。
Tさんによると、日本初の商用宇宙機の登場は間近なんだそう。近々、それをテーマにした学会が開催され、Tさんが座長。で、現在の日本でのスペースポート候補は、大分空港、下地島空港、大樹町、和歌山県、それに鳥取県なんだって。高知は南東が海に開ているので、好立地らしいけどね。いや本当にいいかも知れない。