どこかでつながる高知の社会〔7050〕2022/08/04
2022年8月4日(木)晴れ!
今日も暑いね。善き哉善き哉。
幾度かご紹介している高知新聞の連載「美しき座標」。今は第6部で、民権運動などで活躍した女性について描かれてます。今日の文章には、山崎竹さんが登場。女性運動で有名な山崎竹さん。明治22年、町村制施行に際して女性に「公民権」が与えられなかったことに憤慨し、土陽新聞に激烈な抗議文を寄稿してます。「国民の半分を占める女性を無権利者とし、男性に隷属する付属物だとすれば、それは完全なる政治社会だと言えるのだろうか?・・・」すごい。
この山崎竹さんは、男前で有名な民権家、織田信福さんの、妻。
私事で恐縮ですが、実は昨日、その山崎竹、織田信福の曾孫さんに、歯の治療をして貰ってました。信福さんは、日本で最初の歯科医師の一人。子孫も代々歯医者さん。で、その曾孫さんは、僕の従兄弟だったりします。高知は、狭い。どこかでつながっている、高知の社会。
高知の女性といえば、こないだご紹介した「松岡かまぼこ店」のカモカナさん。その素敵なセンスに満ちた漫画が、書籍になった話、書きました。で、大橋通りの「松岡かまぼこ」さんでその漫画「アテは テンプラ カモカナ!!」を購入すると、もれなくカモカナさんの自筆サインが頂ける話、書きました。そして、金高堂さんの週刊ランキングで、なんと第一位に輝いた話も、書きました。その際、次週も1位に違いない、と書いた訳やけど、その予想は残念ながらハズれてしまった。でも、堂々の2位。
このランキングは、毎週毎週かなり目まぐるしく変わります。なんと、先週ベスト10入りしてて今週も入っているのは、先週2位で今週6位の「ストレス脳」と、先週8位で今週も8位の「MAKINO」と、そして先週1位で今週2位の「アテは テンプラ カモカナ!!」だけ。これ見ても、この偉業がいかにすごいことなのか、わかります。
そして、好評につき、第二巻を発刊することが正式に決まったようです。もう、楽しみでしかない。
実は、母の実家が松岡かまぼこさんの前にある酒屋さんでした。南与力町から追手前小学校に通った僕は、その酒屋さんで、従兄弟と遊んだりして過ごす時間が多かった。当時は「立ち飲み」が全盛で、近所のおんちゃんとかがふらりと立ち寄って、コップに、宝焼酎ストレートにオレンジエキスを3滴ほど垂らしたものをキュイっと引っ掛けていく風景が当たり前だった、あの頃。僕も焼酎注ぐお手伝いをしたてたりしてた、あの頃。そんなこんなで松岡かまぼこのおんちゃんとも、仲良くなってた、あの頃。
思い出の大橋通り、思い出の松岡かまぼこ。高知は狭い。どこかでつながっている、高知の社会。
そして、カモカナさんのように、女性が活躍する風土は、明治の昔から、いや、たぶんその前から、高知の土壌に根付いているのでした。