いつでも前浜伊都多タワー〔7049〕2022/08/03
2022年8月3日(水)晴れ!
今日も暑いねー。朝っぱらから車載外気温計は30℃を超えようとしてます。昨日も書いたけど、牛乳飲んで熱中症に備えましょう。
ここは南国市前浜。伊都多神社さんの隣にある津波避難タワー、前浜伊都多タワー。そう。南国市の津波避難タワーは、どこも、いつでも上に上がれるようになっています。それで何か不都合があったとは、聞いてません。
伊都多神社といえば、天保庄屋同盟。以前、ここに詳しく書きました。幕末前夜の土佐、前浜でのできごと。庄屋さんの争いに端を発した同盟で、土佐勤王党のルーツのひとつともされる、維新史にとっては重要なものとされている、庄屋同盟。実際どうだったのかは、わかりません。
この伊都多神社さんは、前浜の「浜堤」の一番高いところに鎮座まします。標高約13m。「浜堤(ひんてい)」は地学用語で、ウィキには、「波によって洗われたり波によって移動してきた堆積したりすることによって、主に海岸とほぼ平行に形成される低い峰のこと」と説明されてます。この地形図見ると、わかるよね。だから、砂地。
弊社創業者、吉澤八洲夫の妻は、浜改田の出身。農家に生まれ、女学校を出てから小学校の先生をしていました。その浜改田の実家には、子供の頃、よく行ってましたが、庭が砂地でスイカを作っていたのを、よく覚えてます。砂地だったのは浜堤だったから、やね。
その浜堤の尾根を、幹線道路が通ってます。その幹線道路沿いの、一番標高が高いところに、伊都多神社。いつた神社。長禄二年(1458年)の記録があるので、それ以前から地元の神様として鎮座していたことは、間違いない。標高が一番高い場所、というのは、津波や洪水とかの災害に強い、ということ。古くから、災害にから隔絶された場所にあったのでありましょう。西隣の伊都多タワーが立つ地点の標高は12.27mと書かれてます。
新しい津波高想定では、この一番高い場所を津波が越えていくことになってます。最悪の場合やけどね。
なので、その一番高い場所に、さらに高い避難タワーをつくった、ということになります。
撮影してる場所の海抜は19.93m。こんな感じで、太平洋を見晴らせます。隣には鎮守の森。毎朝、避難訓練を兼ねてウォーキングにくると気持ちいいねー。
鎮守の森からは、喧しい蝉の声。
地域に親しまれている伊都多さんの横に、いつでも上がっていける景観抜群の避難タワー。この感じ。とても、いい。