キャビネットの上〔7028〕2022/07/13
2022年7月13日(水)晴れ!
夏空。クマゼミ。稲刈りと夏休みが近づいてきた、高知の朝。湿度が少ない爽やかな朝。今日も暑くなりそうで、善き哉善き哉。
会社の僕の部屋。窓際には、古い古いキャビネットが置かれていて、その上にいろんなものを並べてます。最近できたグッズとか、100周年で頂いた花とか。
あと、この写真にあるように、父が遺してくれた、ソ連で買ってきたマトリョーシカや、池袋サンシャン60で買ってきた人頭の聖牛。裏面に日付や購入場所を書いてるので、わかります。父は几帳面でした。僕も見習う必要があります。本当に。
手前のマグカップは、発売7時間で完売した、100周年記念限定リープルグラスマグ。僕もオンラインショップで買いましたが、93番目の滑り込みでした。買えたお蔭で、こうやって飾ることができてます。
その横には、石。某所で手に入れてきて、一生懸命磨いた蛇紋岩。石マニアの方に頂いた輝安鉱。そして、北山の某所で拾ってきて磨いた翡翠。石は、いい。いいです。
マトリョーシカの後ろにあるのは、バングラデシュ土産のリキシャ模型。幾度か書いてきたけど、弊社では、バングラデッシュの方が数人働いて下さってます。近所に高知大学農学部があるご縁ですね。みんな気持ちよく働いてくれてて、とても助かってます。そのうちのお一人が帰省した際に買ってきてくれたお土産が、このリキシャ模型。手作りで、とてもよくできてます。車輪はちゃんと廻るし。
このリキシャという名前は、日本の「人力車」からきてると言いますね。日本で人力車が走り始めたのは明治初期。道が、車輪で走るように整備され始めてからの交通インフラ。日本の場合は、基本、人が走って引っ張るけど、これがアジアのいろんなところへ広がる中で、自転車で引っ張ったりオートバイで引っ張ったりするように形を変えて伝わっていった、ということでしょうかね。
インドもリキシャがあって、それは自転車やオート三輪で引っ張るのが主流やけど、最近は電動のリキシャも増えてきていると言います。動力が変わっても、存在しつづけるリキシャ。つまり、人々の足として便利で重要なのでありましょう。
バングラデシュでも同じやけど、どうやら自転車で引っ張るのが主流のよう。庶民の足として欠かせないリキシャ。そのリキシャは、それぞれ個性的に塗装され、ちょっとでもお客さんの目を引く工夫が為されておるんですね。その塗装は「リキシャアート」と呼ばれ、職人さんの手描き。このページにあるように、人気職人に頼むと納期が数ヶ月になったりするとのこと。
と、言うことは。この手作りリキシャ模型も、かなり手がかかっていることがわかるではありませんか。素材はブリキのような金属で、精密にできていて、塗装も見事。こりゃあ、ちょっと、どう見ても、高価だ。Sさん、ありがとう。
こんなふうに色々と気掛けてくれる、バングラデシュの皆さん。香南市の借家にご招待頂いて、バングラデシュ料理をご馳走になったことも、あります。本当に有難いこと。
気持ちよく働いてくださるみんなのお蔭で、ひまわり乳業が成り立っている。その重さを忘れずに、今日も仕事を始めよう。