七夕と真夏の出来事〔7022〕2022/07/07
2022年7月7日(木)晴れ
夏空。七夕。七夕って梅雨時期なので、織姫と牽牛が出会うのを見れることは少ないけど、今年はもう梅雨が明けているので、見えます。
とは言え、わし座、こと座は夏の星座。こと座のベガが織姫で、わし座のアルタイルが牽牛で、それに、はくちょう座のデネブが加わって夏の大三角形ですきんね。夏の星座、ということは、夏の夜、空に輝くということ。みんなが思う「夜」とはゴールデンタイム近辺だと思うので、その頃、空に輝く夏の大三角形。と、言うことは、僕が出勤する午前4時頃にはもう、西の地平に沈んでいると思いがちやけど、まだ、沈んでません。この、西北西の空に、夏の大三角形、そして織姫牽牛を見ることができるはず。はずやけど、4時過ぎにはもう明るくなってて、見えませんでした。残念。この方向に、織姫。彦星。
7月7日は七夕。笹の節句。もちろん中国の陰陽五行説からきたもので、江戸時代には五節句というものが定められて、七夕はその一つ。1月7日が「人日(じんじつ)」、3月3日が「上巳(じょうし)」、5月5日が「端午(たんご)」、7月7日が「七夕(しちせき)」、そして9月9日が「重陽(ちょうよう)」で、当然旧暦。
と、言うことは、毎年七夕のときのお月様は月齢6とか7なので、船のような形のお月様が浮かび、真夜中ごろに天中で、織姫様と彦星様が出会う。そんな、ロマンチックだかなんだか知らんけど、そういう光景を愛でて楽しんでいた訳だ。旧暦7月7日ならば、既に梅雨明けして夏の空が広がっているので、織姫さんも牽牛さんも苦労せんかったと思われます。
で、江戸時代に定められた五節句は、明治になり、暦が改訂されると廃止される。それは、明治6年の太政官布告第一号で、わざわざ廃止が宣言されてます。そして、わざわざ天長節と神武天皇即位日が新たに祝日に定められたのでした。かなり政治的思惑があったんですな。いやはや。わざわざ廃止して、変なものを祝日にせんでも良いと思うけど、それ以来、ひな祭りや七夕は、祝日という訳ではなくなったのでした。
今朝はタナスカから、新青柳橋、弘化台方面を撮影。タナバタの、タナスカ。
昔、この界隈に、仮設の飲食店街とステージがあったこと覚えている方はいらっしゃいますか?ほんの短い期間やったけど。
ひろめ市場の構想を考えたIさんが、ひろめ市場の前に構想して実現したもの。場所が場所なので、お客さんも少なくて失敗したけど、あの施設が、後のひろめ市場につながっていたのだと、今になってわかります。
あの仮設ステージで、浴衣着て、「真夏の出来事」とか「コーヒールンバ」とか演奏した若き日を思い出す。
それこそ、「真夏の出来事」でした。