2000系で幡多酪へ〔6999〕2022/06/14
2022年6月14日(火)雨
高知も梅雨入り。平年より8日遅く、1951年以来で5番目に遅い梅雨入りなんだそう。まあ、今から約1ヶ月間は雨が多いという、日本の四季を彩るいつもの風景となります。願わくば、早めに梅雨明けして、暑い夏になってもらいたい。生乳の過剰を解消するには、暑くなって消費が伸びるのが一番なので。去年の夏は酷かった。8月中旬に雨の日が続いて、気温も上がらなかった。あんな夏にはなって欲しくないです。
今日は、幡多へと向かってます。特急あしずり。中村行き。中村駅に支店長に迎えにきてもらって、宿毛へと向かいます。今日は、農事組合法人幡多酪農組合さんの、現地研修会。去年はコロナで開催できませんでいした。一昨年もなかったと思うので、3年振りか。いつもは、大月町の赤泊かエコロジーキャンプ場ですが、今回は初めて宿毛市の咸陽島。
あいにくのお天気やけど、久々に幡多の酪農家さんたちと会えるのは、とても嬉しい。
しばらくやってません。酪農家さんん達との会合。今回は少しコロナも大人しくなっているということで、対策を講じながら、やることになりました。ひまわり乳業の強みは、酪農家さんとの近さ、生産者さんたちとの近さですき。この「近さ」は、距離も関係も。なので、新鮮でおいしい牛乳を作ることができるし、高知県産野菜にこだわった青汁を作ることもできるのであります。
そういう訳で、酪農家さんとの会合は、とても重要なんですね。リモートでやる訳にも参らんので、残念ながら、この2年くらいは濃密な関係を築くことができておりませんでした。地球情勢を見ても、そろそろそういったことも必要、という動きになってきているみたいで、日本も、僕らも、そろそろそろそろ。
今日は、酪農家さん達と、いろんな話ができると思います。そして、飼料価格などの暴騰による酪農経営の厳しさの話になることは、覚悟してます。早急になんとかせんといかんのですが、ひまわり乳業だけではなんともできない。いかんともしがたい。全国の、乳価値上げに向けたウネりを起こさんといけません。こないだの東京でも、そんな話をしてきました。
業界誌とかを見ていると、乳業メーカーによって考え方や対応が違ってきているようです。僕らのように、酪農家さんと近いメーカーは、危機感を肌身に染みて感じているので、早急になんとかせんと大変、と思っているけど、大手を含めて酪農家さんと遠いメーカー、酪農家さんと直接接していないメーカーの危機感は、薄い。そう感じます。この温度差が、現下の問題。
僕らの務めは、酪農家さんの実態を肌感覚で感じ、それを伝えていくこと。なので、今日は大事な大事な1日となります。
そんな訳で高知駅。おう。久々の2000系ではないか。特急南風が全部2700系になった今、2000系が走っているのは高知から西だけ。特急あしずり。なんか、懐かしいね。老兵未だ死なず、といった感じで頑張ってます。2000系も頑張ってるので、僕も、幡多で頑張ってきます。出発シンコー!