南嶺RUN、2年と5ヶ月振り〔6959〕2022/05/05
2022年5月5日(木)晴れ!
こどもの日。端午の節句。良いお天気になりました。今日もあちこち、賑わっておるんでしょうね。明らかに潮目が変わりました。変わってます。
今朝は、会社でふた仕事ほど済ませてから、久々に南嶺RUN敢行。いやー、ほんとに久しぶり。にっこりひまわり調べてみました。恐らく、前回南嶺を走ったのはコロナ前の2019年12月14日だ。2年と5ヶ月も、前。年齢を重ねた身体にあんなことやこんなことがあって、山を走ったりすることは控えんといかん状況だったから。そんな、あんなことやこんなことも全部問題なくなったので、取り敢えず、南嶺を走ってみることにしたのでした。
自転車でいろんなところを走ったりは、してました。でも、やっぱし、自分の足で走るのはまた、格別やねー。この、心臓に心地よい負荷がかかる有酸素運動。これだ。この感覚。ふうふうぜえぜえ言いながら山を駆け上がるこの感覚。待ってました。
もちろん脚力は落ちてるのは、実感しました。これからちょっとづつ、慣らしていかんといけません。が、思ったよりは走れました。大橋通りを出発して、筆山を駆け上がり、高見山、鷲尾山、烏帽子山と縦走して神田へと駆け下る。そして、山の風景も、下りて来た神田高座の風景も、この2年半の間に随分と変わってて驚きました。神田の高座には新しい家が立ち並ぶ町ができてたりして。
そして、山の風景も。
ここは高見山の山頂。随分と、鬱蒼としてきてました。
そう。高見山は、幾度も幾度も焼けてきた山。定期的に「山火事」があり、それ故に大きな木々が生えてない独特の植生の山でした。その植生の個性は、専門家からもかなり重要視されてきたと言います。その高見山が、以前のように焼けなくなったのです。焼けないことの危険性について、以前、このにっこりでも書いてます。2020年11月のこと。
その記事によると、2017年3月に焼けた高見山が、その前に焼けたのが2009年1月。8年焼けてなかった訳で、たぶん高見山がそんなにも長い期間焼けんかったことはなかったと思われ、それにより、それまで焼けたことがなかった場所まで広がる山火事となった、ということ、書いてます。
そしてその後、高見山は焼けてない。つまり、5年間、焼けてません。
草木は成長し、視界を遮るほどに鬱蒼としてきた、高見山。そろそろ焼けんと、まずいのではないか?
高見山のてっぺんに先祖代々の墓所を持つKさんは、かなりの危機感を抱いておられます。今まで、定期的に焼けてきたのは、墓参りのお線香からの失火、という建て前がありながら、そうでもなかったのではないか、という説もあったりして。微妙な話ですが。
そのKさんを中心として、植生の専門家などを巻き込んだ高見山の野焼きに関する勉強会が始まろうとしているのは、とても良いことだと思います。
はやくしないと。10,年20年放置された高見山が火事になったのを想像すると、とても恐ろしい。世の中はべき乗則でできているから。
そんなことを感じた、2年5ヶ月振りの南嶺RUNでした。それにしても、苦し気持ちよかった~。また、走り始めます。