ウクライナとひまわり〔6934〕2022/04/10
2022年4月10日(日)晴れ
春爛漫の日曜日。今日は、映画観てきました。美術館ホールでメトロポリス観て以来やないですかね。県民文化ホールで急遽上映が決まったという、名作「ひまわり」。これは、僕が観に行かん訳には参らんでしょう。ソフィア・ローレンの「ひまわり」は、実は僕は観たことないけど、家でパンフレット見たことあるので、映画が好きやった母が観てきたものと思われます。映画が好きやった、というか、娯楽が映画くらいしかなかった、というのが正しい表現かも知れませんが、とにかく家には、ああいった感じの洋画のパンフレットが結構あったりしましたねー。あの時代、どこの家でもそんな感じだったんではなかろうか。
で、今日は母も誘っての映画鑑賞。喜んでました。
全編を通じて流れるヘンリーマンシーニの音楽が、とても素敵。
そして、グリーンホールはいっぱい。関心の高さと、懐かしさでしょうか。
で、「ひまわり」。
ウクライナのひまわり畑でロケされたというこの映画は、第二次世界大戦で引き裂かれた男女の物語。ひまわり畑が重要な役割を果たす、美しい映画。昔はこんな映画、ありました。
今回急遽上映が決まったのは、もちろんウクライナ支援から。この映画が注目され、今、全国で上映の動きが広がっていて、その収入の一部が日本赤十字社、国連UNHCRを通じてウクライナ支援に役立てられる、とのこと。
ロケ地であるひまわり畑の場所については、この、在ウクライナ日本国大使館のHPに、キーウの南500kmのヘルソン州だったと書かれてます。まあ、ロケ地がどこであれ、あの映画で描かれているのはウクライナであることは間違いなく、そしてひまわりはウクライナの象徴でも、ある。
このページにあるように、ひまわりの花は、今、ウクライナの抵抗の象徴になっているそう。この戦争がこれからどうなっていくのかは誰にもわからない。本当に、僕らは遠くから平和を願うことしかできんけど、この映画「ひまわり」の悲しいひまわり畑ではなく、平和の象徴としてのひまわり畑が広がっていくことを願ってやみません。
元々、弊社が「ひまわり乳業」となったのは、昭和30年代に出した大ヒット商品が「ひまわり牛乳」という名前だったから。そしてその牛乳に「ひまわり」と名付けたのは、弊社創業者の吉澤八洲夫が、余乳を練乳にして関西方面へ販売に出向き、その難しい商談が成立したことを喜んで、一緒に会社をやっていた奥さんに、ひまわりのブローチを買って帰ったことに由来します。今、そのブローチは僕の手元にありますが、夜店で買ったような簡単なつくりのブローチ。でもそれは、ダイヤモンドよりも価値のあるブローチでした。
社運を賭けた新商品を世に出すに際し、その商品名を、そのブローチの「ひまわり」から採用したのは、弊社にとって、ある意味必然だったのかも知れません。縁起の良い、仲の良さの象徴、ひまわり。
今はウクライナ抵抗の象徴になっているひまわりが、1日も早く平和の象徴になることを願いながら、映画「ひまわり」を観てきた日曜日。