高知自動車道、県境のトンネル〔689〕2005/03/05
2005年3月5日(土)晴れたり曇ったり霙たり
昨日から出張で松山でした。今、松山から高速の松山自動車道に乗り、川之江ジャンクションで高知自動車道に入って、高知方面へ向かって帰りよります。昨日のにっこりにも書きました通り、高知県や愛媛県は雪だるまマークの天気予報になっちょったので、かなりドキドキしよりました。この高知自動車道は、少し雪が降っただけで通行止めになるからですね。そうなると国道33号線を、途中タイヤチェーンを巻きつつえっちらおっちら帰らんといかんなります。
しかしご覧の通り。ここは愛媛県と高知県の県境。ほとんど雪も降らず、空も徐々に晴れ渡ってきました。山がうっすらと白うなっちゅう程度ですな。
向こうに見えるトンネルは「笹ヶ峰トンネル」。四国で一番長いトンネルで、このトンネルの中に高知と愛媛の県境があります。四国山脈を突き抜ける高知道はトンネルだらけなんですが、このトンネルはその中でも頂点?にたつ立派なもの。前方の山の上には、その昔街道が通り、「笹越え」の街道として参勤交代にも利用されました。とてつもない山道でございまして、山内の殿様もさぞや難渋したことでしょう。このトンネルを高知側へ抜けると「立川(たぢかわ)」という所に出ます。ここには土佐藩の番所がありまして、土佐へ出入りするヒトや荷物をチェックしよりました。今でもその番所跡があります。また、参勤交代の際にお殿様が休んだ建物がありまして、「立川御殿」として有名です。
高知から高松方面へは国道32号線が幹線道路としてありますが、この国道は大豊から阿波池田を経由して琴平の方へ抜けチョリマス。その昔幹線やったこの立川越えの道は、近年、高速道路のルートとして再び主役の座に返り咲いたとも言えるでしょう。