バス〔6773〕2021/10/31
2021年10月31日(日)小雨
未明の高知は、雨。ですが雨は朝で上がる予報なので、月末、週末の良い日曜日になりそう。ハロウィンやけど、まだコロナが怖いので、あまり騒がれませんな。ちょっとづつ、ちょっとづつ。
で、10月も今日まで。いやー、早い。明日から11月。11月からは、少し楽しみなことがあります。そう。以前にも一度書いたけど、11月から来年1月まで、日祝日の、とさでん交通の電車、バスが全部タダ。無料になるのであります。とさでん交通さんへの支援策、ということやけど、僕は、ちょっとした社会実験だとも思ってます。
これによりますれば、空港バス、龍河洞線、高速バス、MY遊バスをのぞいた「とさでん交通」のバスが全部、無料。県交北部交通も、無料。高知東部交通は、高知安芸線のみ無料。なるほど。
なるほど。そうか。
今は、県下全域にとさでん交通さんのバスが走っている訳ではないんだ。そうか。では、無料でどこまで行けるんだろうか、と、調べてみました。西は、土佐市まで。今は須崎行きのバスって、ないのだ。須崎までバスで行くには、土佐市で高陵交通というバスに乗り換えんといかんのです。で、高岡高校前から須崎営業所までの運賃は1020円。
では、室戸へバスで行くにはどうすれば良いか。室戸行きのバスって、ないんです。安芸までは、今回は日祝日は無料。で、安芸から、高知等交通のジオパーク線に乗り換えて行く必要が、あります。安芸駅から室戸営業所までは1630円。
なるほど。
こうやってしみじみ眺めてみると、バスの運賃ってのはなかなかするんですね。バス会社も分割されてるし。なんとか、地域の足を守ろうと努力しているのが、わかります。
で、昔はどうだったんだろう、と、以前の時刻表などを並べて眺めてみた、日曜日の、静かな朝。会社の僕の部屋です。
1964年9月の時刻表復刻版。高知室戸線は、土電、県交、両方運行してます。東洋町まで走ってますねー。運賃をみると、高知から室戸までが440円。安芸から室戸が、たぶん、200円くらい。物価の変動からすると、そんなもんかも知れません。
でもこの運賃になると、通勤や通学には厳しい。
そこで、冒頭の「社会実験」の話に戻る訳です。SDGsが叫ばれる昨今。中山間や、過疎地域の公共交通機関の無料化ってのは、ひょっとしたら、今後の社会を考える上で、とても重要なのではないか、と思った訳です。もちろん都市部でも、公共交通機関が無料化されると、自動車の数が減り、地球環境は改善されます。免許の返上も進み、地域間格差が解消する。
もちろん僕の妄想で、財源のことなんか考えてない妄想で、たんなるたわごと。
なのですが、ここに、日本の未来への、なにかしらのヒントがあるように思えるんですね。気のせいかも知れんけど。
ともあれ、11月になったら、バスに乗って出かけてみよう。