としより、老人、敬老の日〔6733〕2021/09/21
2021年9月21日(火)秋晴れ
そんな訳で、昨日は敬老の日でした。以前は9月15日やったけど、今年は昨日、9月20日。ハッピーマンデーだかなんだか知らんけど。そもそもの敬老の日のはじまりは、ここに書いてるように1947年、つまり戦後間もない頃に、兵庫県多可郡野間谷村で、当時の村長が村主催の「敬老会」を開催したのに遡るそう。戦争で疲弊し、大変な目にあった高齢者たちに報いる、というのがそもそものはじまり。単に、年寄りに感謝して大切にしましょう、というのだけではない、重い意味があったのでした。
最初の名称は「としよりの日」で、それが「老人の日」になり、1966年から「敬老の日」。最初の敬老会の対象者って、55歳以上なのでした。ああ。僕はもう還暦だから、当時とすれば立派な「としより」「老人」だったのでした。ああ。
そう言えば。
Facebookに、高校の同級生たちで作るグループがあるのですが、数年前、同級生のT君が、電車で高校生に「どうぞ」と言われて席を譲ってもらった話があり、盛り上がりました。T君には、確かに、頭頂部外見問題という我々世代男性には切実な課題がありまして、実年齢よりはかなり上に見えるけども、それでもねー、という感じでした。いくらなんでも、まだオジイではない、という意識が僕ら同級生の共通認識だった。あれから数年。もう、席を譲っていただいてもまったく違和感ないくらいに成長した同級生も増えて、寂しくなりました。ああ。
厚生労働省のホームページを見てたら、こんなこと、書いてます。
「高齢者(こうれいしゃ) 65歳以上の人のこと」
そう。厚生労働省やWHOの定義では、僕はまだ高齢者ではない。敬老の日に、敬老まんじゅうを貰える年齢には、まだ到達していないのである。今の60歳は元気だから、とかいった理屈が割り当てられてるけども、実際は、社会保障費とかの関係なんでしょうねー。財政の問題だ。まだ頑張れるうちは頑張れ、と。財政が豊かであったら、立派な「高齢者」扱いだったのかも知れません。
このにっこりひまわりを始めた18年前は、僕は42歳。いや、誕生日の1週間前やったので41歳か。アッという間に、こんな年齢になってしまった。あれはついこないだのことやったのに。つまり。考えてみたら、今から18年経過したら、アッという間に僕は78歳なのだ。そうなのだ。いやはや、すごいね。
で、18年前の42歳の、更に18年前と言えば24歳。まだ入社したばかりで、工場で働いてました。ついこないだのことやのにね。本当に、つい、こないだ。
そして更に18年遡ると、6歳だ。初めて歯医者さんに行ったのが、丁度その頃。この素敵な建物の歯医者さんに通い始めたのは、ほんの、つい、こないだのことやったのにね。もう半世紀以上経ってしまいました。
還暦で敬老の日を過ごし、あらためて、時の流れを実感しています。ああ。