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今日のにっこりひまわり 毎日健康社員日記

遅くなったけど、ひまわり文庫2021年9月の新刊〔6720〕2021/09/08

遅くなったけど、ひまわり文庫2021年9月の新刊

2021年9月8日(水)晴れ

「コロナやけどGoogleでどこにでも行けるシリーズ」ばっかしやってて、すっかり忘れてました。ひまわり文庫9月の新刊。いやはやまったく。遅くなったけど、やります。やりますね。

まず。

TSUTAYA中万々店に並んでて、かなり惹きつけられたので、書いました。「台北プライベートアイ」。台湾人作家による、台湾が舞台のミステリ。こないだ書いたように僕は台湾が好きで、40年前の台湾を知ってるので、その頃との比較も含めて興味ありました。面白いね。台湾人の日本人観もよくわかるし、日本人作家とはまた違う感じのミステリで、面白うございました。さすが、TSUTAYA中万々店様おすすめ。

 

同じくTSUTAYA中万々店に並んでて、最新本格ミステリとしてエラい評価が高い本があったので、買ってみました。「硝子の塔の殺人」。知念実希人の最新刊。実は僕。綾辻行人や島田荘司などの本格ミステリは好きで、ほとんど読んでます。そういった「本格」マニアによる現状の到達点、という感じでしょうかね。マニア度がすごいけど、まあ、面白かったです。

 

同じくTSUTAYA中万々店シリーズでもうひとつ。英国の、なかなか凝った設定の小説「囁き男」。日本の小説にはない、なんとも言えない不思議な雰囲気が漂う佳作。TSUTAYA中万々店は、僕の読書の幅を広げてくれますな。

 

続いてはBOOK OFFで買った森博嗣。言わずと知れた理系ミステリ作家の巨匠、森博嗣の「女王の百年密室」。なるほどねー。こっちへ来たか。森博嗣の筆力は、遂にこんな設定のミステリまで行ってしまった。なるほどね。

 

次はこないだもご紹介した「金三角」。僕ら世代は、ポプラ社、南洋一郎訳「黄金三角」でとても馴染み深いルパンシリーズの、大人版全訳。ルパンではなくてリュパン。「黄金三角」のストーリーって覚えてないけど、謎解きとしてはかなりシンプルでした。日本でルパンが有名なのは、ひとえに南洋一郎さんの功績が大きいこと、わかりました。

 

最近、SFは、科学が進化し過ぎてなかなか難しいジャンルになってきてると思う。サイエンスが難しくややこしく先鋭化し過ぎてね。そんな中で、こうきたか、というSFが「宇宙へ」上下巻。なにしろ舞台が1952年だ。その時代に、巨大隕石が衝突した地球から脱出を図る為に奮闘する物語を、現代の書き手が描いたSF。なるほど、こうきたか。いやー、面白かった。結構痛快丸齧りで、楽しめました。こういう手があったねー。なるほど。

 

これもBOOK OFFで見つけた「江戸川乱歩全集第4巻」。昭和初期という時代に、こんなストーリーの小説の数々を書いた江戸川乱歩はやはり鬼才だ。改めてすごい、と実感させてくれる全集。

 

黒部ダムと言えば「黒部第4ダム」が有名で、その建設に際しての苦労と奮闘の物語はあまりにも有名やけど、その前段、戦前の昭和11年から始まった黒部第3発電所などの想像を絶する工事のことは、あまり知られてません。トンネルを掘るうちに、想定外の高温帯に行き当たり、凄まじい工事となってしまったのでした。冬場のとんでもない雪崩が宿舎を吹き飛ばしたりして、犠牲者総数は300名を超える難工事。それを、トンネル工事を描くことでは定評のある吉村昭が、見事に描き切った「高熱隧道」は、ぜひ、一度読んでもらいたい。こんな工事があったことを、僕らは覚えておかんといけません。

 

元興寺。奈良にある古いお寺さんで、一部に使用されている建築資材である木材が、日本最古のものであるとわれる元興寺。そこには「元興寺文化財研究所」があって、そこで働く窪川出身の同級生I君が、元興神Tシャツと一緒に送ってくれた「わかる!元興寺」は、実に面白かった。文化財的な説明から仏教民俗の話、伝承、説話などが網羅されてて楽しい読み物になってました。I君、ありがとう!

 

真説 日本左翼史」は、池上彰と佐藤優の対談。特に佐藤優は、自分が左翼運動に身を置いていた時代もあり、戦後日本の左翼史を素人にもわかりやすく説いてくれてます。右の人も左の人も、勉強になると思います。もちろん、それぞれの立場、思想で話しているので、読むときには自分の考え方をキチンとしておいて読むのが大切では、あります。

 

リニア新幹線と南海トラフ巨大地震」は、地球物理学の専門家で原子力安全委員会の専門委員も歴任した著者が、この日本列島でリニアというインフラを整備することの危険性を科学的に説いて、警鐘を鳴らしています。専門家による、この言葉の数々は、重い。危険と、そしてエネルギーの問題。リニアは正しい選択なのか。考えさせられる名著。地学を蔑ろにしては、いけません。

 

近年の、最新の考古学の成果をもとに、旧約聖書の記述を綿密に検証した「聖書考古学」。聖書に書かれている事柄と、実際にその地域であった事実を照らし合わせ、聖書がなにを記述しているのか、何を言おうとしているのかを考える。こういうアプローチは、正しいと思う。

 

こないだから幾度も紹介、引用してきた「時刻表復刻版1964年9月号」は、とにかく眺めてて飽きません。東海道新幹線開通直前の、新幹線がない時代の時刻表。これ眺めてるだけで、アッという間に時間が経ってしまう。僕が時刻表と相性がいいことが、あらためて認識できました。たかが時刻表。されど時刻表。ああ。時刻表。

 

最後。「写真に見る 地質と災害」。素晴らしい。こないだもご紹介したけど、素晴らしい本だ。

近年、毎年のように大雨や地震で土砂災害が発生してるけども、土砂災害発生のメカニズムを、世界中で発生した事例を元に研究、解説してます。地質と災害の関係がよく理解できる、入門書。写真がふんだんに使用してあって、素人の僕でも納得感満載。いやー、勉強になります。よくぞ、こんな本、書いてくれました。

 

そんな訳で、遅くなったけど今月の新刊でした。今月のイチオシは。やはりこれでしょう。「写真に見る 地質と災害」。僕のツボでした。「高熱隧道」とか「リニア新幹線と南海トラフ巨大地震」も面白かったけど、一冊選べ、と言われたら「写真に見る 地質と災害」でした。良い本との出会いは、人生を豊かにします。


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