あたご劇場は健在〔6705〕2021/08/24
2021年8月24日(火)曇り
予報では、明日の夜くらいから晴れそう。いいかげんに晴れてくれんとね。夏ですきんね。
昨日、ドリフ映画の中の高知ロケのこと、書いたので、今日も高知ロケの話題から。以前ご紹介した大島渚監督の代表作とも言われる映画「少年」。これは実際に高知であった「当たり屋」事件を題材にした問題作で、高知でのロケがすごい。1969年頃の、高知。はりまや橋とか土電会館とか、懐かしい風景満載で、あたご劇場で2012年に上映されたた時には、高知新聞で高知ロケのことが紹介されてたこともあって、大入満員。面白かったー。今どきのデジタルリマスターではなくて、フィルム映画というのも良かった。
あたご劇場は、2012年現在で、高知市に残るシネコンではない映画館2館のうちの、一つだった。
その後、ピンク映画の殿堂「小劇」が閉館になり、今は、あたご劇場だけ。
ちなみに県下では、安田の「大心劇場」さんが、なんとか頑張ってます。シネコンではない、昔ながらの映画館で観る映画ってのも、いいもんですきね。
ところで、あたご劇場。開館したのは昭和30年。映画が娯楽の王様だった時代。ウィキには、当時高知市内に28館あったと書いてるけど、どうなんでしょうか。もっとあったみたいな気もするけど。
そんなあたご劇場では、「兵隊やくざ」とか「幕末太陽傳」とか、観たねー。「兵隊やくざ」観た時は、観客は僕一人。貸切。「幕末太陽傳」のときは10人くらいでしょうかね。
今は、どれだけ入ってるんだろう。現在上映中は、これ。
「永遠のジャンゴ」
今週26日(木)まで、これが掛かってます。
そうそう。映画って「掛かって」ましたよねー。これって、昔、小屋掛けで芝居をやったりしてた時代に「芝居が掛かる」と言うてたのの名残やと思います。シネコンの今も、映画って掛かるんだろうか。知らんけど。
で、「永遠のジャンゴ」。
ジャンゴ・ラインハルトという、ジャズギターを創始したとも言われるギタリストを描いた映画。僕らはあまりジャンゴの演奏は聴いたことない。でも、改めて聴くと、この時代のこの演奏ってすごいね。ジミヘンやクラプトンやジェフベックやBBキングに影響を与えたって、すごくないですか?
僕は若い頃ジャズをやってて、バンドでもサックス吹いたりドラム叩いたりしてたけど、ジャンゴと言えばMJQのジャンゴでした。MJQによってジャンゴラインハルトに捧げられた名曲、ジャンゴ。
でも、そんなジャンゴラインハルトの生い立ちってあんまし知りませんでした。映画のレビュー見ると、すごい。ネタバレになるから書かんけど、すごい人物でした。ジャンゴ。
こういう映画を掛けてる「あたご劇場」って、やっぱし偉い。また、観に行かんと、いかん。