人口ゼロの町、飛び地の町〔6679〕2021/07/29
2021年7月29日(木)晴れ!
こないだ、孕東町のこと書いたときに、高知市の町別人口調べました。で、人口が一番少ない町は「瀬戸(2人)」で、その次に「鏡葛山」「鏡小山(3人)」がきて、「孕東町5人」が続く、という話。
これ、正確に言えば間違ってました。正確に言えば、人口ゼロの町が二つあるから。人口が0の町って、どこだと思いますか?
ひとつが「みづき山」。高知市みづき山は、人口ゼロ。0。観月坂の団地の北側にある山には「みづき山」という独立した町名があるのでした。Googleマップで見るとこのエリア。なんでここだけ町名が独立しているのかは、謎だ。なんらかの歴史的経緯があるんだろうね。
高知市円行寺がこのエリアで、高知市宇津野がこれ。「円行寺」と「宇津野」に挟まれた山に「みづき山」という町名が付けられているのでした。人口ゼロの町、みづき山。まあ、山なのでゼロは、なんとなくわかるね。
もうひとつのゼロは、ちょっと意外。それは、街中なのでした。それも駅前。栄田町二丁目。
Googleマップで確認したらこのエリアだ。そう。高知駅と、その北側の「高知アイスカフェ」さんから法務局までのエリアが栄田町二丁目。もちろん高知駅には人住んでないし、法務局にも住んでないし、コンビニにもカフェにもドラッグストアにも人は住んでないから、人口ゼロという訳だ。勉強になりました。
だから、高知市で一番人口な少ない町は、高知駅にある町と、観月坂の北の「みづき山」なのである。本当にどうでもいい話やけど。
あと、更にどうでもいい話やけども、10世帯14人という人口の「唐岩」という町名があります。高知市唐岩。初日の出を見にいく城ヶ森の西、領家の南。と思いきや。同じくGoogleマップで見てみたら、領家の北にもあるではないか。唐岩。間違ってないことを確認する為に、このポツンと一軒家をクリックすると、確かに住所は唐岩だ。つまり、飛び地だ。高知市唐岩は、2ヶ所に分かれて存在する町。
これもたぶん、歴史的経緯的理由があるんだろうね。知らんけど。
以前、三重県と奈良県に挟まれて、和歌山県には一切接して無いけど和歌山県に属している北山村のこと、書きました。北山村は、林業とかの産業が紀州新宮とつながりが深くて、廃藩置県のときから飛び地になったと書いてます。
それでは、唐岩は、いったい何故、領家を挟んで北と南にわかれているのか。領家がこれで、唐岩がこれ。
「高知県地名辞典」によると、領家山唐岩名として、中世からその地名が確認できるそう。近世になると、領家村の南に唐岩村があると「土佐州郡志」に書かれてるそうで、そうなると、領家村の北側の唐岩はいったい何なのだろう。北山村みたいに、なにか合理的な理由があるんだろうか。唐岩は偶然みつけたけど、そもそも、こういう飛び地の行政区って、他にもあるんだろうか。ああ。気になって眠れない。どうでもいいですか?
そんな訳で、今朝は、人口ゼロの町を撮影してから出社してきました。クマゼミが喧しい夏の朝。今日も暑そうやねー。善き哉善き哉。