高知の飛び込み、オリンピック前史2〔6658〕2021/07/08
2021年7月8日(木)薄曇り
昨日、熱海の土石流について、素人地学愛好家として考察してみたけど、昨日の静岡県副知事の会見とかで、盛土について色々と不法な行為が行われてたことがわかってきて、状況は変わってきました。また、これを教訓に、残土処理や盛土のあり方が問われるように、なります。原因をはっきりと究明せんといけません。
ところで高知新聞。スポーツ欄で、昨日から、「無限大の水紋」という連載が始まりました。今回のオリンピックに、半世紀振りに、高知県から飛び込み選手が出場することになったけど、その出場までに至る高知県の飛び込み関係者の奮闘を描く連載。そう。宮本葉月選手が生まれるまでの、物語。
こないだ5月13日のにっこりに、「高知の飛び込み、オリンピック前史」という題名で、僕も少し書きました。今回はそれを、高知新聞さんが掘り下げてキチンと書いてくれてます。高知新聞、Good Job!
詳しくは新聞を読んで頂けるといいのですが、連載2日目の今日は、ひまわり乳業が登場します。弊社の物流責任者、都築部長が主人公。今日の見出しの「熱い後継者現れる」の「熱い後継者」が、都築部長なんですね。当時、高知市中心部の与力町にあった本社で、営業として活躍していた都築さん。僕も本社におりましたので、一緒に仕事してました。
で、今日の記事にあるように、社員寮の二階の談話室にトレーニングの機器を置いてました。よく言っていたのが、高知には屋内の飛び込みプールがないので、冬場、飛べない。それをなんとかしないと、全国では勝てない、という話。
そこで、物流機能を南国工場へ移転した為に使われなくなっていた大きな冷蔵倉庫にトランポリンを置き、天井から命綱をぶら下げて、どったんばったん練習を始めたのでした。
横で見ると、すごい迫力。今も思い出します。ちょっと跳ねさせてもらいましたが、素人ではとても無理。それを、選手たちが、クルクルクルクル器用に飛んで回る姿は圧巻でしたねー。今も目に浮かぶ。
新聞の写真左端には、まだ若い若い都築部長。指導を受ける笑里佳さんが写ってるけど、この顔で、毎日本社へ通ってきてた当時のこと、思い出しました。懐かしい。
この笑里佳さんの存在が、運命の輪となって廻り巡り、関係者の奮闘によって高知の飛び込みレベルが向上、そして遂に、オリンピック。もちろん宮本選手が、すごい。そして、そこに至るまでの関係者の奮闘を少しでも知る僕にとっても、感慨ひとしお。あの、トランポリンから始まったと思えば。
今回のオリンピックについては色んな意見があるけど、出場を果たした選手の偉大さは少しも損なわれるものではありません。本当は、去年、出場を果たすはずだった宮本選手。ほぼ、間違いない、という状況まで行ってました。それが一年の延期で、選手としても辛かったと思う。しかし、その競技レベルを維持向上させて、1年後に見事に出場を決めたのは、偉い。すごい。
そんな訳で、飛び込み女子のシンクロは、7月25日にあるらしいので、応援します。涙出るかも知れません。