土佐くろしお鉄道とDMV〔6649〕2021/06/29
2021年6月29日(火)晴れ
良いお天気。梅雨の晴れ間。晴れ間ばっかしの梅雨みたいな気もするけど。
本社棟2階の窓から、土佐くろしお鉄道ごめんはなり線の、2両編成の1番列車を撮影しました。雨上がりの朝日が、眩しい。
先日、阿佐海岸鉄道のDMVの運行開始が、また少し遅れる、というニュースやってました。残念。
DMV。デュアル・モード・ビークル。鉄道の線路を走れる上に、道路をバスのように走れる乗り物。鉄道をつくる、走らせることがなかなか難しくなってきた時代に、未来の乗り物として期待されるDMV。
このページ見たらわかるように、運行開始までもう秒読み。日本で初めてのDMV誕生まで、あと少し。初めてのことなので国交省も慎重なんでしょうかね。
で、予定では、阿波海南文化村からバスモードで阿波海南駅まで走ってから鉄道モードになり、高知県の甲浦へ。甲浦から道路に降りて、海の駅東洋町を経由して室戸岬をまわり、とろむまでバスモード。そんな感じ。
鉄道に魅力を感じない人にとっては、別にそんなややこしいことでんでも甲浦駅でバスに乗り換えりゃあええではないか、ということになる訳で、このDMVの存在価値を説明するのはなかなか難しいよね。
まあ、確かに、そうだ。
さて。この土佐くろしお鉄道は、終点が「なはり駅」。大昔、国鉄の阿佐線として計画された際には、室戸をまわって甲浦まで全部鉄道でつながるようになってたと思います。でも時代か変わり、それは不可能になりました。
で、鉄っちゃんとしてその思想を受け継ぐのであれば、DMVは、「なはり駅」から室戸を経由して甲浦まで走るのが理想な訳やけど、そうはなってません。だから、室戸へ公共交通機関で行くには、今まで通りバスで直行するか、なはり駅でバスに乗り換えて行くか、どちらか。なはり駅って、道路と線路をつなぐこと想定して作ってないですもんね。こんな感じで。駅のホームは地上3階にありますもの。あそこから道路へと線路を下ろしていくのだけでも大変そう。そもそも、このDMVって、鉄道ほどの輸送能力はなくって、乗客数も限られてます。
それでも、汽車に乗ったまま道路へ下りて室戸まで行く、というのは魅力的。実現しそうにはないので、妄想だけで楽しんどきます。この線路をDMVが走る、という妄想。
もし、高知発、室戸経由徳島行き、などというDMVが走ったら、社内にトイレがないので大変ですね。