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今日のにっこりひまわり 毎日健康社員日記

藤並公園と高知城のお堀〔6639〕2021/06/19

藤並公園と高知城のお堀

2021年6月19日(土)雨

梅雨らしい天気の、朝。

用事があって、市内へ来てます。仕事です。

で、ここで撮影してみました。追手門の少し東、天理教さんとの間。追手筋に面した部分は樹々が生い茂り、その北側が児童公園になってる場所。樹々が茂ってる場所では、晴れた日は縁台将棋が行われてますよね。今日は雨なので、静かな公園。

 

その樹々の茂ってる場所と、北側の児童公園を一体化してリニューアルする計画が、高知市のみどり課さんによって進められてます。ワークショップ形式で。僕はもちろん参加してないけど、普通の児童公園のリニューアルとは違う、観光客も通るし史跡としての価値もある公園なので、いいものができると嬉しいですね。

 

写真を撮ったのは、ここ。ここに藤棚みないなのがあって、その隅から北向いて撮影しました。この児童公園、高知街ラ・ラ・ラ音楽祭でも、「藤並公演会場」として幾度か使わせて頂きました。そう。この公園の名前は「藤並公園」。かつて藤並神社があったから、「藤並公園」。

ここの会場には強烈な思い出があります。今日みたいな雨が降ってたときのこと。この古い公園は、昔ながらに普通に土が敷かれている、公園。なので雨が降るとドロドロ。そこにパレットを並べてステージ擬きをつくったけど、もう、なにもかもが泥だらけで、演者さんも観客も泥の中。別名「田植え会場」と僕らは呼んでました。だから、リニューアルされるのは嬉しい。嬉しいけど、中央公園みたいに、ただのコンクリート広場にするのはダメ。だって、高知は、木陰がないと暑いんだもん。そこそこに木陰や芝生は要るよね。まあ、僕らが贅沢は言われません。南側は、もうちょっとスッキリした方がいいけど、あの縁台将棋は雰囲気も含めて残さんといかんね。

 

で、その藤並公園、お城側に、お堀の延長の小さな水路が流れているのごご存知でしょうか。あんまし目立たんけど。こんな感じで流れてます。

この地図みたら、わかりますね。かつてお堀だったものは、お城の南側に残るばかり。東側にはこんな水路があるけど、その北の駐車場の手前で排出されてます。そう。今のお堀は「お堀もどき」で、お城の南西のところで地下水を汲み上げ、東側で排出してるもでした。かつて、江ノ口川につながり、城山を取り囲んでいたお堀は、もう、ない。

いつ、南側だけを残してお堀が埋められたんだろう。

この藤並公園も、かつては全部お堀でした。この公園の広さの堀が廻らされておりました。戦後すぐの航空写真見ると、既に埋め立てられてるみたいですね。誰が埋めたか知らんけど、もったいないことしました。

 

昔ご紹介したことある、松江城の堀川遊覧船、ご存知でしょうか。国宝松江城には、こんなに素敵な遊覧船が、お城の周りをユラユラと巡っています。内堀を全部残した松江城ならでは。

それでも、あの堀川遊覧船も、始めるまでは紆余曲折あったと言いますね。当時の市長さんの、強いリーダーシップの下で始まった遊覧船は、今では立派極まりない観光資源。やはり、水辺は美しい。都市計画は、思想だ。

 

まあ、この水辺をなんとか利用して、ここがお堀であったことが伝わるような、市民も観光客も素敵にくつろげる空間ができあがると、嬉しい。もちろん縁台将棋も、貴重な風景。


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