発電所考〔6620〕2021/05/31
2021年5月31日(月)晴れ!
良いお天気。よいおてんき。良き哉よきかな。
今朝は発電所のこと、書きます。
現在、高知市にはいくつかの発電所があります。ご存知ですか?
水力は2つ。鏡ダムの水力発電所と、その上流の天神発電所。火力は4つ。一番大きいのは以前に見学してご紹介した「土佐発電株式会社土佐発電所」。西孕の太平洋セメントのところにある火力発電所ね。あとは、仁井田にある「土佐グリーンパワー株式会社」のバイオマス火力発電所と、高知市が運営する高知市清掃工場のバイオマス火力発電所、そして小さいけど高須の下水道処理場にあるバイオマス火力発電所。
その他、太陽光発電所はたくさんたくさんありますねー。いつの間にかたくさん。これからどうなるんでしょうか。石炭火力発電において、日本は、国際的に孤立していってる状況ですきんね。
そして、高知市に以前存在した発電所はどうなのか。
昔高知市に存在した発電所については、この、鏡川の大河内のすぐ上流にあったやつのこと、幾度か書いたこと、あります。あと、大川筋にあった火力発電所のことも。大川筋の火力発電所は、明治31年にできた、高知で最初の火力発電所。いつまであったんだろう。昭和初期の地図には、もう、載ってません。替わりに、昭和初期の地図を見ると、ここに発電所の地図記号が。この右手に写ってるスマホのスクショ。「古地図散歩」というアプリの、地図。このスクショを撮ったときの現在地が、青い丸。その丸の横に発電所マークだ。
これ、間違いなく発電所っすよね。
国土地理院のHPには、地図記号についての詳しい解説が書いてあります。その記号の由来も。それによりますれば、発電所は、これ。「歯車と電気回路」を表してるんだそう。なるほど。これから電気回路を取り除いた歯車だけになると、工場だ。
だから、この地図記号は発電所で間違いございません。鏡川大橋南詰の、すぐ東。土手沿い。現在ここは四国電力さんの社宅だ。発電所跡地は今も電力会社の所有で、社宅になっている、という文脈ね。その場所で撮影した写真と、同じ場所の「古地図散歩」のスクショを並べてみたのが、今朝の写真。
ちなみに地理院地図で見たこの場所はこうで、現在の航空写真は、こう。鏡川大橋ができる前はこんな感じ。南に不思議な不思議な空き地があります。そこは、日本セメントの土地で、社宅があったりしたと、あの界隈の大ボスKさんに聞いたこと、あります。
電力社宅のところだけだったのか、日本セメントの土地まで含めてそうだったのかはわからんけど、大正~昭和初期の地図によりますれば、ここに発電所があったのでした。地図に煙突マークもあるので、火力発電所ね。原発はなかったでしょうから。
大川筋の発電所は、市内の電灯や電車、そして旭界隈の工場に電気を供給してました。
この潮江新田に発電所ができて、高知港界隈の工業地帯へ電力供給が可能になったんでしょうかね。ここは地元の大ボスKさんに、尋ねてみたいところです。
こんなページがありました。なるほど。発電所、今はこんなになってるのか。どうなる?地球環境の将来と電気の未来。将来、この地図がどうなっているのか、かつての火力発電所跡に立って、思いを馳せる。