桂浜公園整備計画(個人版)〔6618〕2021/05/29
2021年5月29日(土)晴れ!
こないだ、桂浜の風景について考察しました。現在の桂浜の風景は、明治以前の桂浜とは全然違う、という話。いつか、これは論文にまとめてみたいとは思ってるけども、それはそれ。今日は、桂浜観光の話。ああ。桂浜。
いや、現在、桂浜の整備計画が進んでるんですね。あまり知りませんでした。平成28年に高知市が「桂浜公園整備基本計画」ってのを策定してて、オープンになっておりました。どうやら、議論は進みはじめているのだ。ご存知でしたか?
この基本計画を読んでみました。細かい文字は苦手なのでザーッと読んで、みました。僕の個人の感想で言えば、まだまだ。いや、僕の思いとは、ちと違うという話。どこがどう違うのか。
えーと、一番は、浦戸の町との親和性。基本計画でも課題として取り上げられてるけどね。どうしても、龍馬と土産物屋、という旧来観光から抜け出せていない感が、否めないのであります。
あの素敵な浦戸の町並みと桂浜をセットにしよう、という意図が欲しいと、僕は思うのです。個人の感想です。そして浦戸城址を中心とした歴史の取り上げ方も、薄いと、僕は思うのです。個人の感想です。
で、基本計画とは別にこんな計画があるのも、見つけました。なるほど。その名も「高知港海岸景観・利便性等検討会」が今年の3月に発表した「桂浜公園における整備計画等について」。これ見ると、以前から僕が言うてるような、小型船舶発着場の整備計画が書かれてました。これはとても良いこと。高知県と国交省の仕事だ。
でも、なんという中途半端な計画だ。これでは、いかにももったいない。とってももったいないと僕は思うのです。もちろん個人の感想ですが。
どうもったいないのか。それはこれが、高知桟橋と桂浜をつなぐ「観光周遊」と位置付けられてること。一番重要なこと、言います。ここだけ整備しても意味がない。ああもったいない。
ここの発着場所整備に併せて、堀川、九反田での発着を可能にしないと。そんな訳で、昨日の朝と同じ場所を今一度撮影してみました。九反田、堀川の浮桟橋。
ここで乗客が乗り降りできたらいいのに、条例だかなんだかの関係で、現状ではそれができない、らしい。なんだそりゃ、という話。それなら条例を改正すりゃあいいではないか。
この場所は、はりまや橋から歩いてすぐ。そんな場所から船に乗って桂浜へ行けたら、どうですか?
周遊もいいけど、ちゃんとした観光の交通インフラとして立派に成り立つと思います。成り立つだけではなく、魅力的な観光ルートになると僕は思うのです。もちろん個人の感想やけど。
ここから大切なのは、高知市の基本計画と、この、高知県と国交省の計画がリンクされていくこと。みんなで一緒に考えよう。
駐車場に車を停める。お土産物屋さんの間を通って龍馬像へ(必ず土産物屋街を通らんと行けんようになっている)。浜辺を歩き、また土産物屋さんの間を通って駐車場へ。客引きが引っ張り込む土産物屋では、龍馬Tシャツ、キーホルダー、土産物菓子。食堂はどこもかしこもカツオのたたき定食だ。
そろそろもう、いいんではないか?
僕の妄想。
船は九反田発着とする。ここ。そして桂浜の発着場は、この計画よりももう少し西、浦戸の町寄りくらいがいいね。すると観光客は嫌でも浦戸の町中を歩くことになる。浦戸らしいお店(例えばおしゃれな干物屋さんとか、沖うるめ丼が食べれる店とか)が町並みのの中に軒を並べ、浦戸の町と桂浜観光がリンクしていく。今どきの、素敵な観光地だ。
これだけでも、随分と桂浜観光のイメージは変わると、僕は思うのでした。個人の妄想ですけどね。
高知城から日曜市、はりまや橋、そして船に乗って桂浜。全部つながる素敵な高知。
その船は、観光客だけではなくて、浦戸界隈の人の、市内への通勤通学にも使えるようにしたら更にいい。
個人の妄想です。