UMA〔6609〕2021/05/20
2021年5月20日(木)雨
よく降ります。梅雨ですきんね。
昨日、UFO、ユーエフオー、ユーフォーについて書きました。「謎の円盤ユーエフオー」、思い出しましたか?
UFOで思い浮かべるのはUMA。時々、ネットとかでも見かけるUMA。未確認生物。UFOはキチンとした英語表現で、その読み方が英語圏と日本で違っている、という話でした。しかしUMA。UMAは、完全な和製英語なんだそう。UFOから思いついて、誰かがUnidentified Mysterious AnimalということでUMAと名付けたとのこと。読み方は「ウーマ」。なるほど。ユーフォーに対抗してウーマか。「未確認生物」をアマゾンで検索すると、こんだけでてくる。すごい。買うのはちょっと、やけど、こんど図書館で見てみよう。
では英語では未確認生物のことをなんと呼ぶかというと、Cryptid。と、ウィキに書いてあるけども真相は知りません。でですね、ウィキには「未確認生物一覧」という項目が立ってます。こんなにあるんだ。
代表的なのはネッシーやけど、同じようなのが日本にどっさりあったね、そう言えば、ありました。
アッシー(芦ノ湖)
カッシー(花月川)
トッシー(洞爺湖)
ハッシー(羽島市の長良川)
ヒッシー(日比谷公園の池)
モッシー(本栖湖)
と、あります(五十音順)。なんという安直なネーミングセンス。いや、日比谷公園の池のヒッシーって、やりすぎやろ。
日本での代表的なUMAといえば、河童でしょうかね。これからの季節、活動が活発になると思われる河童。高知ではちょいと姿を変えて「しばてん」になったり「えんこう」になったりします。「えんこう」は「猿猴」。森下雨村の「猿猴川に死す」は名著やね。
ここは南国市前浜の後川。前浜、浜改田の浜堤の北側を西から東へ流れて物部川の河口へ流れ込む、後川。ここでは、毎年6月の第一土曜日、「えんこう祭り」が開催されます。南国市観光協会のHPでは、こんな感じで紹介されてます。後川に生える菖蒲を刈り取って棚をつくり、キュウリや酒をお供えするお祭り。と、なんだか静かで地味なかわいい祭りに描かれてるけど、実態は違う。違います。
各地区の、後川に架かる橋を中心にして、盛大に花火が行われます。地区の数だけ、何箇所もの橋の上で。そして子供たちが花火に興じる訳やけども、それはまるで「地区対抗花火くらしあい大会」。橋には(市販の)打ち上げ花火の発射台がしつらえられてて、ボンボンと打ってるし、手に持てるような打ち上げ花火は手に持って、敵?の地区を襲撃する。そんな、子供の楽園のようなお祭りが、「えんこう祭り」でした。
今はどんなになっちゅうでしょうか。時代が変わって、あんまし危険なことはできんなっているかも知れんけど、浜の子には、そういうDNAはしっかりと受け継がれていっていると期待したい。見に行ったのは、丁度10年前のことでした。
あれだけ派手に花火をポンポンやったら、猿猴も逃げるでしょうねー。
ところがここにあるように、今年は中止。コロナでしょうね。コロナ禍中、猿猴やUMAは、どう過ごしているのだろう。また、えんこう祭り、見に行きたい。