貨物列車〔6603〕2021/05/14
2021年5月14日(金)薄曇り
随分以前になるけど、JRの高知駅には、今は貨物列車がやってきてない話、書きました。2008年7月のこと。1986年以降、土讃線を貨物列車が走ることはなくなり、トラックでの代替輸送になっている、という話。
で、そのトラックで運ばれたコンテナは、桟橋の、ここで積み下ろしが行われております。以前は高知駅の駅前でやってたと思うけど、今はここ。
なんでこんなこと書くのかと言うと、今朝の高知新聞。「貨物時刻表」人気です、という見出しの記事。JR貨物の時刻表というのが存在してて、それがなかなかの人気だ、という記事でございます。
鉄路を走る貨物列車、というのは、確かに魅力的。で、その時刻表でも人気なのが、読者投稿の写真なんだそう。なるほど。貨物列車というのは独特で、機関車や積荷の美しさ、楽しさは、通常の列車とはまた違った趣きがあるのでございましょう。僕は撮り鉄ではないので知らんけど。
その貨物時刻表、ネットでも見れました。こんな感じで。書籍とは違って、時刻表だけ。読者投稿の写真とかは載ってないけど、全国の貨物列車の時刻表を見ることができるんですな。こんな感じで。
で、貨物列車だけではなくて、トラック輸送についても時刻表に載ってました。
高知の、JRコンテナの基地は、「高知オフレールステーション」と呼ぶらしい。高知ORS。ウィキによりますれば、JR貨物高知駅から桟橋の現在地に移ったのが2005年のこと。高知駅の高架工事と再開発に合わせてのことね。だから、JRコンテナ載せたトラックを見ること、少なくなったのか。
それにしても貨物列車。確かに土讃線を走ってた貨物列車って、短かかったです。貨物列車というと、果てしないくらいの長さの姿を想像するけども、土讃線だとアッと言う間。でも、なくなってしまったのは残念。走る姿は素敵でしたもの。
でもこの時刻表見ると、すごい。
このページに、時刻表の見方が書いてあります。全体の目次は、これ。早速「高知オフレースステーション」を見てみよう。これだ。驚きました。全国各地とつながってる時刻表だ。午前1時に高知ORSを出発すると、5 日目の朝7時に、釧路貨物へ到着。途中、高松駅で列車に繋がれ、大阪、札幌で中継されて、釧路。お値段は、12トンコンテナ一つで107000円。これって、うまく使えば安くないですか?
同じく午前1時に高知ORSを出発したら、翌朝8時前に東京ターミナル。お値段は12トンで55000円。うまく使えば安いと思いました。クールは無いのかな?
なかなか面白い、貨物列車の時刻表。
トラックにコンテナ積んで走ってるの見ても、なんの感慨もないけど、鉄路を貨物列車が疾走する風景は魅力的ですねー。土讃線では、35年も前から見ることができん風景やけど。
貨物列車で思い出すのは、ここの踏切。高知駅の西の踏切。有人の踏切。高知駅で貨物列車の車両入れ替え作業をやる際、高知駅の線路が短いので、貨車の入れ替え作業を行う際に、機関車や貨車がその踏切の西側まではみ出してしまうんですね。その作業の間、踏切は閉まったまま。通学途中に行き当たると、しばらく開かずの踏切になる訳やけど、僕はその入れ替え風景に見入ってしまう少年だった。
愛宕の踏切まで迂回すれば待たずに渡れるのにね。開かずの踏切を、飽かずに見つめる少年でした。