牛乳少年の時代〔6478〕2021/01/09
2021年1月9日(土)晴れ
今日もひやいっすね。冷やい。昨日、松山へ行ってて、帰りは国道33号を通って帰ったけど、久万界隈は一面雪景色。まるで雪国。今日も、幡多や南予の方はかなり雪が降ってるみたいだし、徳島道は雪で通行止め。なかなか降ります。皆様、お気をつけください。
年末、ある知人から、レコード貰ってしまいました。家の断捨離をしてて、見つけたそうです。コロナで断捨離される方、多いみたいですが、発掘されたものには貴重なものがあったりしますので、注意しましょう。
このレコードもなかなか貴重なものですね。初めて、見ました。
「牛乳少年の歌」
山田寛一さんという方が歌ってます。矢野亮作詞、吉田矢健治作曲、川上英一編曲で、キングオーケストラ演奏、キングレコードのドーナツ版。いや、若い人は知らんか。ドーナツ版。45回転の、真ん中の輪っかが大きいレコードね。
この当時、勤労少年の歌が流行ってます。思い出すのは「新聞少年」。
僕のあだなを知ってるかい? 朝刊太郎というんだぜ♪
いや、懐かしい。1965年、昭和40年のヒット局「新聞少年」。それを歌った山田太郎(素敵な名前だ)は、翌々年の昭和42年、「牛乳少年」という歌で柳の下を狙ってますね。でもこのレコードの「牛乳少年の歌」は、それではありません。「新聞少年」の翌年、「牛乳少年」の前年、つまり昭和41年に、同じ山田でも山田寛一という歌い手さんが出してます。
このレコードプレーヤー、こないだ買いました。数千円で売ってるんですね、こんなの。デジタル変換もできるのに、安い。早速レコードをかけてみて、歌詞を聴き取ってみたのでした。
力いっぱいペダルを踏めば 今日も明るい日が昇る
おはようさん おはようさん
この窓あの家 お待ちかね おいしい牛乳もうすぐさ
甘いそよ風ミルクの香り 国の母さん思い出す
おはようさん おはようさん
元気で張り切る仲間たち 心配なんかは要らないぜ
いまじゃちっちゃな配達員も 胸にゃでっかい夢がある
おはようさん おはようさん
辛くはないんだへっちゃらだ はずんだ口笛 聴いてみな
なるほど。当時、高知牛乳でも、「ひまわり牛乳」「ローヤル牛乳」を中心に販売店さんが、この歌の雰囲気の中で毎朝配達してました。なつかしの、昭和。
その向こうの水色のも、その知人がくれたもの。ソノシートだ。いや、今の若い人、知らんか。ソノシート。ペラッペラのレコードで、景品とかおまけとかについてきたレコード。童話のソノシートとかもありましたねー。
で、このソノシートは、僕らの同業であるM治乳業さんが作成したもの。これにも「牛乳少年の歌」が入ってるけど、2番と3番の歌詞が、M治乳業さんの商品宣伝の歌詞に入れ替わってます。なるほど。
高知牛乳でも、家庭配達のお客様に、コップとかのノベルティグッズを配ったりしてたけど、M治さんはこんなことやってたんだ。まあ、そんな時代でした。そんな時代だった。
今も、販売店さんの家庭配達、やってます。ずいぶんと様変わりはしましたが。M治さんは、今は牛乳販売店というより、ほとんどが機能性発酵乳の販売になってます。弊社では、もちろん牛乳が主力で、こんな感じでやってますが、一番売れてる商品は、青汁「菜食健美」だったりします。販路は関東から九州まで広がって。
こんな懐かしい時代もありました。時代はどんどんと変わってゆきます。変化に対応できたものが生き残るのだ、と、ダーウィンか誰かが言うてませんでしたっけ。