ぼくのクリスマス〔6463〕2020/12/25
2020年12月25日(金)晴れ
クリスマスやのに、どこへ行ってもコロナコロナで、嫌んなってきますね。でも仕方ない。この状況を受け止めて、うまく活かす方法を考え、行動するしかない、2020年も暮れてゆく。
それにしても昨夜のイブ、街はどんな感じやったんでしょうね。去年まで、ハロウィンもクリスマスもなんとなく派手にバブリーになってきてたので、今年の静かさが際立ちます。
ひょっとしたら、コロナ終息しても、いろんな在りようが元には戻らんのかも知れません。また、違った形、新しい在りようが、出現するのかも。わからんけど。
日本でクリスマスを祝うようになったのって、いつ頃からなんだろう。
そもそもクリスマスの起源は、ローマの太陽神ミトラを祝う冬至の祭りであるとか、北欧の冬至の祭りだとかと言われてて、キリスト生誕を祝う日ってのは後付けって話もあまりにも有名。冬至は、ものごとが始まる日として、世界中で大切な日とされてきてます。その日を境に、日が長くなり始めるから。冬至を祝う、というのがそもそも。まあ、柚子湯みたいなものか。いや、違いますかな。
日本でクリスマスを祝い始めたのはいつからか。どうやら、本格的にみんなが祝い始めたのは昭和の初め頃らしい。大正天皇が崩御されたのが12月25日で、そのために祝日となり、その休日がクリスマスだ、ということもあって定着してきた、という説がネットにあったりするけど、ウソかホントかは、知りません。ネットの情報を安易に信じないようにしてる今日この頃なので。ネットリテラシーネットリテラシー。
ともあれ、戦前には、すでに結構クリスマスって祝ってた、らしい。らしいのである。戦争になってクリスマスを祝うどころではなくなるけども戦後に復活し、日本ならではの楽しみ方でクリスマスが発展を遂げたのでありました。
サザエさんで表現されてた昭和のクリスマスは、マスオさんが三角帽子かぶってクラッカー鳴らして酔っ払って帰ってくるイメージがありますよね。僕が子供の頃のクリスマスって、そうでした。いい歳した大人が、三角帽子かぶって酔っ払ってクラッカー鳴らすクリスマス。
それが劇的に変わったのが、たぶん、バブルの頃だ。
クリスマスは都会的でオシャレなもの、というイメージが作り上げられていき、トレンディドラマで表現されたようなクリスマスに、みんな憧れたのであった。Silent NaightにHoly Nightときたもんだ。三角帽子の酔っ払いは、どこへ行ってしまったんだろう。
バブルが弾けても、三角帽子の酔っ払いが戻ってくることはなく、やっぱしクリスマスはなんとなくお洒落なイベントとして、定着。でもバブリーで派手な演出ではないお洒落さが好まれてきてたと思います。しかし、近年、なんかあのバブルのことを思い出すような派手派手しさが鼻につくような気がしてました(※個人の感想です)。
だからコロナを機会にして、静かにオシャレに神々しく、暗い場所にキャンドルを灯すような、仲良い家族のクリスマスになっていくなら、それはそれでいいと思いました(※個人の感想です)。
三角帽子の酔っ払いも、ど派手なイルミネーションと花火も、派手派手しいパーティーもいらない。
必要なのは、暗闇に灯るキャンドルと、静かで美しい夜と、柚子湯の温まるお風呂と、おいしい生クリームのケーキ(※個人の嗜好です)。
このケーキは、円行寺の岡崎牧場がやってる「ディアランドファーム」さんの、クリスマスロールケーキ。もちろん生クリームは弊社の。生クリームがおいしいケーキは、んまい。個人の嗜好ではなくて。