天神大橋、唐人町、片町、南与力町〔644〕2005/01/19
2005年1月19日(水)晴れ
今日もお天気。今年の一月はとても穏やか。気力体力が充実してきました。
さてさて、ここは「天神大橋」。この、歩道の広い大きな橋に架け替えられるまでは、普通に「天神橋」と呼びよりました。この橋の南詰めから西に、潮江天満宮がございますので「天神橋」。潮江天満宮に隣接して、土佐藩主山内家菩提寺の「真如寺(しんにょじ)」があります。藩政期初期に、この菩提寺に参詣するために架けられたのが最初らしいですね。ですんで、橋の名前は「真如寺橋」やったのであります。何度も架け替えられ、その中には手抜き工事もあったようです。
その辺の詳しい事情は、2003年4月29日のにっこりひまわり[13]に詳しゅう書いちょりますのでバックナンバーからご参照くださいね。
で、写真では、向こう側に鏡川の北岸、唐人町が写っちょります。何度も書きましたが、秀吉の朝鮮出兵に同行した長宗我部元親が、秋月城の「朴好仁」さんとその一族郎党を連れてきて住まわせたことに由来します。藩政期から明治にかけて、ここでは豆腐商いの特権を与えられた朴さんの子孫達が、ここで豆腐の香りを漂わせよりました。
橋の北詰のすぐ東、川沿いの家をご覧下さい。石垣でつきあげた上に家が建っちゅうのがわかりますでしょうか?台風などの大水の際には、この石垣まで増水するんですね。昨年は、この石垣の下の部分まで3回程冠水しました。
この川沿いの唐人町の向こうは「片町」。南側が川の土手で、北側だけに武家屋敷が並んじょったので「片町」と言いました。その北側が「南与力町」。そう。ひまわり乳業本社が所在する、歴史ある街「南与力町」なんですね。