野市町「三宝山」に来てみました〔645〕2005/01/20
2005年1月20日(木)大寒も快晴!
今日は暦の上では「大寒」。高知県地方も、程よく冷え込んだ、引き締まった気持ちの良い朝になりました。ひまわり太郎は、とても早朝から南国工場へ来ちょります。
南国工場へ来たときに、よく、物部川の日の出の写真をご紹介するのですが、その左端に「三宝山(さんぽうざん)」が写っちゅうことがあります。頂上に、なにやら構築物にある山ですね。で、今朝は工場から少し足を伸ばしてこの「三宝山」のてっぺんまで行って来ました。ご覧の様になっちょります。
ここは、野市町と龍河洞を結ぶ「龍河洞スカイライン」の途中。
頂上はこんなになっちゅうがです。ここには、以前、三宝山スカイレストランというのがございまして、それに併設の西洋資料館がありました。ご覧のお城みたいなのがそれです。今は、このレストランも閉鎖され、頂上の部分へ入ることができんなっちょりました。寂しいですね。レストランは要らないので、せめて頂上まで入らせて欲しいもんであります。
以前にもご紹介しましたが、この山は地質学的にとても有名な山なんです。標高213.9m。「三宝山層群」の中心で、この石灰岩層は中生代三畳紀のものらしいです。古生代石炭紀~ペルム紀~中生代三畳紀の地層で形成される「三宝山層群」は、東へはここから龍河洞、大栃から徳島県へ、西へは稲生、須崎桑田山(そうだやま)から愛媛県へと伸びる、とても長いものであります。3億年も昔に生きた生物が、このような姿で我々の目の前にある、ということ自体、大自然のすごさを存分に感じさせてくれますな。
この山裾の野市町には、古い遺跡や史跡がたくさんあります。ひまわり太郎も、まだ行ったことのない所も多いのであります。また、少しずつご紹介していきますね。