高知市銭湯地図ー昭和59年〔6435〕2020/11/27
2020年11月27日(金)晴れ
昨日、銭湯のこと、書きました。で、5年ほど前に、高知市内に残る銭湯を探検した話も。
あらためて、高知市のホームページに、こんな情報を発見。これによると、現在高知市で営業中の銭湯は、5軒。休業中が2軒。そうか。5年前時点で既に司湯は「休業中」だったけど、愛宕湯は営業してました。いや、確かにあの時、銭湯に入浴して廻ったけど、愛宕湯はかなり厳しい印象があります。だって、カランから出てくるお湯がかなりヌルくて風邪ひきそうだったから。
今はその愛宕湯、休業中になってしまいました。でもそれ以外の銭湯、5年経った現在も営業しているみたいで、ちょっと嬉しい。
「月刊土佐」という雑誌があったの、ご存知でしょうか。昭和50,年代後半の頃に和田書房さんという出版社さんから発行されてた情報誌、「月刊土佐」。今、オーテピアで閲覧できるけど、館外持ち出し禁止という貴重本扱いの、雑誌。毎月、色んなディープなテーマが特集されてて、高知の街を深く深く掘り下げてて面白い。
1984年、つまり昭和59年の「第十一号」の特集は「銭湯慕情」。そう。高知市内の銭湯について特集しているのであります。すごい。
その特集によると、その当時、高知市内に存在していた銭湯は、なんと51軒。記者は、その51軒を全部歩いて取材しておりました。すごい。当時も既に銭湯は減り始めてて、その前の10年間、つまり昭和49年から昭和59年までの間にも14軒の銭湯が廃業していると書いてます。つまり昭和49年には65軒あった訳だ。高知市内の銭湯。
映画館も減ったけど、銭湯も減りました。昭和は遠く、なりにけり。
ちなみに、高知市の銭湯最盛期は、昭和30年代後半で、なんと90軒の銭湯が営業をしていたと言います。僕が子供の頃、あっちにも銭湯、こっちにも銭湯という感じで、今のコンビニ並みやね。昭和は遠く、なりにけり。
写真は、その「月刊土佐」からコピーしてきた、高知市銭湯地図。左上には表紙のコピー。いかがでしょう。僕が学生の頃に使ってた東京の銭湯は、今はマンションになってるところが多いけど、高知の場合、銭湯跡地は駐車場になってるのが多いようです。当時の入浴料は200円。そうそう。あの頃、毎年入浴料が値上げになってましたもんね。
それにしても「月刊土佐」。当時は、街のディープな情報を楽しみいながら取材する、という雑誌だったんでしょうが、今となってはアーカイブ。よくぞ、取材して記事にして残しといてくれました。
もちろん、現在営業している銭湯も、全部、当時からやってる銭湯なので、この「月刊土佐」に掲載されてます。
今残る銭湯はなかなか強そう。やけど、また、行っとかなくちゃ、と思いました。近々、レポートするかも知れません。高知の、銭湯。やっぱし、銭湯といえば冬がエイねー。乞うご期待。